ゆりの中で笑う太陽

6 ページ10

涼「よし、準備できた？忘れ物は？」

康「ない！」

翔「お守りは？」

康「あ！持ってない！」



7時35分、3人揃って家を出る
翔太が言うお守りとは、おじさんが使っていたデジカメ
小さいからランドセルにこっそり忍ばせる



ちなみにおじさんのカメラは全部うちに運んだ
代わりじゃないけど、康二のこと見守っててほしいなって



涼「いい？康二、学校終わったらそのまま学童に行くんだよ。練習したけど道覚えてる？」

康「おん！ふっかさんのところやろ？」

涼「そう。ふっかさん待っててくれてるから、俺か翔太が迎えに行くまでそこで過ごしてね」

康「おん！」

翔「ちなみに今日の迎えは涼太な」

康「りょった！」



俺たちは2人とも放課後にバイトがあるため康二は学童に行くことになった
ふっかさんこと深澤辰哉さんは学童で働いている
最初見学に行った時に対応してくれたけど、見た目から明るくて子どもに人気がありそうだと思った



家からも近いし夏休みなどの長期休暇にも預かってくれるっていうからありがたい



翔「よし行くかー」

涼「康二挨拶は？」

康「いってきます！」



通学路を3人で歩く
真ん中に康二を挟んで



これから新しい友だちがたくさんできるといいね

7→←5-ともだち100にんできるかな-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す