ありがとう。

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大毅と望との久しぶりの時間は

本当に2人に我慢させてたことを思い知らされました。



「ままー！！」



特に望はそうでした。

まだ4歳の甘えたい年頃にも関わらず

良く我慢してくれていました。




それに対し、大毅は段々と大人になってき

我儘を言うことも少なかったです。



ただ、いつもうるさいくらいの大毅なのに。

と心配になりました。





「大毅〜？？なんかあった？」


「んーん、なんもなぃ…」



いつになく、元気がなく

誰の目から見ても大毅じゃなかったです。





「大毅？言うてみ？おかん怒らへんから」


すると大毅はいきなり

涙を流し始めました。




「グスッ…おかん、あいたかった…グスッ」



大毅の久しぶりの涙に少し驚きました。

それとともに、どれだけ我慢させてたか。

どうして子供のことなのに気づかなかったのか


申し訳なかったです。





「ごめんなぁ？大毅。」


「おれ、グスッ…おにいちゃ、やから、」


「せやなぁ？」




お兄ちゃんだから。と言い我慢していたことに

本当に大人になったな。と感心しました。




そして最後には


「ともに、あいたいっ。」


そう言いました。





「じゃあ、みんなで会いに行くかっ！」


「うんっ、」


「もう泣かん！大毅、お兄ちゃんなんやろ？」





我慢させてたのは大毅だけじゃなく、

望もそうでした。




なのでその日は2人の思う存分に甘えさせて。

これからそう言う思いは2人にはもちろん。

ともにもさせないことを決めました。

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