ありがとう。

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「少し、検査入院しましょう。」




簡単な検査をして見ると結果が出なく

大掛かりな検査が必要だ。と言われました。






「とも〜？？少しね、病院にお泊まりせなあかんねんて。」


「なんで〜？？」


「ともの体に悪いやつおらんか確かめんねん」


「わかった！」






流星には大毅と望もおるから家に帰って

もらいました。






先生に案内された部屋には

すでに高校生くらいの男の子がいました。


小児病棟は空きがないからって一般病棟に

回されたとも。






「今日から少しお世話になります。藤井です」


「あ、桐山照史です！高校2年生です！
お願いします！」





照史くんはこの頃からすっごい元気な

好青年。って感じで。




これからずっとお世話になるなんて

この時は思いもしなかったな〜。





「ともも、挨拶は？」


「ふじい、ともひろ、です。おねがいします」


「智洋くん？よろしくね？」






照史くんは、骨肉腫。という病気で

足を切断し、今は義足を付けそのために

リハビリをしている途中だ。


と後から聞きました。





いま思えば、ともの不安を少しでも

打ち消してくれたのは照史くんだったかもしれません。

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