〜過去編 (人１)〜 ページ34
〜過去〜
(人１)の家……天王寺家は、言えば吉良財閥より上の権力を持っていたんだ。
自然に囲まれた場所にあったけど、お金も充分あったから、生活にも全然困らなかった。
(人１)と妹の海は、天才児と言われてた。
(人１)が３歳、海が２歳の時にはもう、中学生の問題とか解いたりして…だからそう言われてたんだと思う。
でも……そんな(人１)たちの才能が、不幸を呼んだんだ。
(人１)幼「お母様！海と一緒に遊んでくるねー！」
海幼「いってきまーす！」
母「はいはい(笑)気をつけるのよ」
２人「はーい！！」
ある日、２人は父から出された課題が終わり、遊びに行くことにした。
(人１)幼「ねぇ海！今日はもう少し街の方に降りてみようよ！」
海幼「でもお姉様、お母様が街には出るなっていつも言ってましたよ？」
(人１)幼「大丈夫だって！そんな危険な場所じゃないよ！ほら行こ行こ！」
海幼「あ、お姉様！待ってください！」
(人１)は海を半ば強引に連れていき、２人は街に出た。
(人１)幼「わー…凄い！人も建物もいっぱいだぁ！」
海幼「大丈夫でしょうか……」
そんな焦っている海の背中を(人１)は叩く。
(人１)幼「海ってば、心配しすぎ！(笑)」
海幼「い、痛いですよ……(苦笑)」
２人は街を見回って、そして人気のない所に入った。
海幼「少し暗いですね……」
(人１)幼「うん…ちょっと怖いかな」
男1「おいおいおい(笑)」
男2「こんな所に自ら行ってくれるなんて…助かるぜ〜」
２人「っ！？」
急に後ろから声がした。振り向くと、大人の男が２人いて、(人１)達を見下ろしてニヤニヤしていた。
(人１)は咄嗟に海を庇うようにして前に出て男を睨みつける。
(人１)幼「…誰？」
男1「まぁまぁお嬢ちゃん達、お兄さん達についておいで！お菓子あげるからさ！」
(人１)幼「ごめんなさい。そこを退いて」
男2「ダメだって！コイツら天才児なんだから、そんなの通じないぜ？」
男1「あ、そっか〜(笑)」
男達はゲラゲラ笑う。それに対し(人１)は疑問をぶつけた。
(人１)幼「何の用？」
男1「オレら、お前らが街に来た時からずっと尾行してたんだよ」
男2「天才児ってのを捕まえて売ったら、いくらすんのかね〜ってな」
(人１)幼「私達を…！？」
海幼「売る…！？」
そして、1人の男が近づいてきて、(人１)を蹴り飛ばした。
(人１)幼「うっ…！」
海幼「お姉様っ！」
男1「大人しくしねえと、もっと痛い目遭わすぞ」
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まりん(プロフ) - 氷奈多さん» 了解しました！本当にありがとうございます！ (2017年1月29日 16時) (
レス) id: c5dda8a5b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷奈多(プロフ) - まりんさん» イラスト集、出来ました！載せ方がわからないので、氷奈多で探してみてください！題名は『夢主様、描かせてください！』です！ (2017年1月29日 16時) (レス) id: b8cc59fb79 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 氷奈多さん» はい！ありがとうございます！ (2017年1月29日 15時) (レス) id: c5dda8a5b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷奈多(プロフ) - まりんさん» イラスト集をつくろうと思っているので、そこに載せますね！ (2017年1月29日 15時) (レス) id: b8cc59fb79 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 氷奈多さん» コメントありがとうございます！はい！是非お願いします！ (2017年1月29日 15時) (レス) id: c5dda8a5b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月2日 0時
