Song101 ページ11
恋歌「は、はぁっ！？」
素っ頓狂な声をあげたのは、間違うことのない恋歌だ。
横にいた風斗が突然の声に煩いと、ジト目で睨むが恋歌は気づきもしない
その原因は彼女が耳に当てるスマホからの声だった。
正確に言えば彼女の上司でもあるシャイニング早乙女である。
数秒前までは風斗に膝枕をしながらのほほんと過ごしていた彼女に掛かってきたのは一通の電話。
何となく嫌な予感を感じつつも電話に出ると、直ぐにそれが正しいと実感させられたのだ。
シャイニング早乙女「デ ス カ ラ！
3日後のうたプリアワードのオープニングセレモニーでドカンと一発新曲を歌っちゃってクダサーーーイ！」
スマホ越しでもボリューム大の声量に不快指数を感じ一瞬耳からスマホを離した恋歌ははぁ、と大きくため息をつきそうになった。
恋歌「え、いやいやいや、ちょっと待ってシャイニー？
そこまでいうなら新曲あるの...?」
一度言い出した彼を止めるのが至難な技と知っている恋歌はヤケクソになりながら聞いた。
しかし、シャイニング早乙女の返しを聞き、恋歌はもう一度素っ頓狂な声を上げることとなった。
シャイニング早乙女「HAHAHAHA☆
面白い事を言うのデスね！
Youに何のために作曲家の後輩をつけたとおもってるのデーーースか！？」
恋歌「は、はぁっ！？
何のためって...私の作曲スキルを上げるため...?」
シャイニング早乙女「よくわかってるじゃありまセーンか！
わかっているなら結構！ではヨロシク頼みマスね！！」
恋歌「あっ、ちょっ....！」
恋歌が抗議の言葉を訴える前にその通話は途切れてしまった。
黒くなった画面を見て恋歌は大きなため息を零した。
急に気落ちをした恋歌を心配した風斗が声をかけた
風斗「姉さんどうしたの？」
恋歌「...えへ、徹夜決定。」
最近は後輩指導に明け暮れてまともに曲を作り上げれていない恋歌は、今からうたプリアワードが行われるまでの3日間で作詞作曲、歌の調整を行わなければならないことに絶望した。
風斗「は？」
恋歌「しばらく帰れないと思う...」
がっくりと項垂れた恋歌は頭にハテナマークを浮かべる兄弟たちを横目にのそのそと事務所へと出勤していった。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年11月26日 12時) (
レス) @page17 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 中学生の時に始めて読んで、何度も読み返したほど大好きな作品だったので久しぶりに読みにきたら凄く更新されててとても嬉しかったです…！深夜にもかかわらず一気読みしちゃいました笑 (2020年9月10日 23時) (レス) id: 354bc71d22 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 一気に読んじゃいました!更新楽しみにしてます! (2020年5月18日 15時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年3月20日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃
作成日時：2019年10月12日 23時
