Song91 ページ1
うたプリアワードも日々差し迫るにつれ、恋歌の仕事時間は長引いていった。
自己のテレビ出演、ドラマの撮影、コンサートの準備、作詞作曲だけでなく、後輩である春歌の指導、ならびにST☆RISHへのダンス練習で恋歌の自由時間は皆無と言っても良いほどだった。
そんな中、夕方から深夜にかけて予定されていた撮影が諸事情により中止となり久々の空き時間ができたのだ。
すぐにマスター寮に戻り、後輩指導に勤しもうとしたが、最近の恋歌の多忙さを知るマネージャーに制止された。
初めこそはどーしてよ、と食って掛かった恋歌であったが、マネージャーに無言で鏡を突きつけられ
「死人みたいな顔した先輩がダンス練習に来たら、どんな気持ちになるんでしょうね」
と淡々と切り替えされ、ぐうの音も出ず恋歌はずごずごと帰宅したのだった。
恋歌「ただいまぁ〜」
時間は20時過ぎと、普段の朝日奈家では夕食の終わる時間。
ドアを開けると食欲を唆る臭いが鼻腔を通り抜けて脳を刺激する。
ぱたぱたとスリッパを鳴らして、リビングへと突き抜けた。
五階より4階のリビングを見下ろすと、珍しく棗、光以外の兄弟が全集合しており、彼らもまた久々の恋歌をおかえり、と優しく迎え入れた。
椿「おっかえりー！恋歌、久々じゃん」
雅臣「しばらくは帰れないって言ってたのに、どうしたの？」
恋歌「んー、ちょっと撮影なくなってねー...」
覇気のない声を出す恋歌の疲労度を兄弟たちは汲み取った。
弥「おねーちゃん、疲れてるの...?」
恋歌「ちょっと、ね。けど、わたの顔見たら元気でちゃったな〜」
ふふっと笑いながら、弥の横に腰かけ、そのまま弥の頭を撫でると嬉しそうに弥は目を細めた。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年11月26日 12時) (
レス) @page17 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 中学生の時に始めて読んで、何度も読み返したほど大好きな作品だったので久しぶりに読みにきたら凄く更新されててとても嬉しかったです…！深夜にもかかわらず一気読みしちゃいました笑 (2020年9月10日 23時) (レス) id: 354bc71d22 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 一気に読んじゃいました!更新楽しみにしてます! (2020年5月18日 15時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年3月20日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃
作成日時：2019年10月12日 23時
