Song98 ページ8
テレビから聞こえるバラエティ番組の音声以外にその場を満たす音はなくて、恋歌はそっと風斗の横に腰かけた。
恋歌「風斗、さっきは言いすぎてごめんね」
風斗「........ううん、僕のほうこそ、」
数秒のラグがあってから、ポツリと風斗が呟く
風斗は彼の左側に腰かけた恋歌に甘えるように首を傾けて恋歌の肩に自分の頭を乗せた
恋歌「...どーしたの?風斗がこんな甘えんぼなのは珍しいわね」
恋歌は優しく目を細めてふわふわとした風斗の髪を撫でた
風斗「別に、」
恋歌「ね、風斗。
風斗「...なに?」
恋歌「今日一緒に寝よっか」
悪戯っ子のように笑っていう恋歌。
きっとバカじゃないのって眉間にしわを寄せて言うんだろうななんて想像をしていた恋歌に斜め45度の反応が返ってくる
風斗「...うん、いいよ」
恋歌「ぅえ?!」
風斗「僕落ちたくないから壁側ね」
驚く恋歌を余所目に風斗はそのままベットへ潜り込んだ。
驚きで頭が追いつかないが、風斗に急かされて恋歌も布団へと潜り込む。
風斗「僕、眠たいからもう電気消していい?」
恋歌「え、えぇ、」
リモコンで部屋の電気とテレビの電気を消す。
向き合うようにして布団に挟まれるとパチリと視線が絡み合った。
風斗「なに?」
恋歌「...んーん、風斗と寝るのって何年振りかなって思っただけ」
さっきまでは混乱していた頭が急に冷静になり、そして風斗とこうして久しぶりに寝ることができる喜びに恋歌は頰を緩ませた。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年11月26日 12時) (レス) @page17 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 中学生の時に始めて読んで、何度も読み返したほど大好きな作品だったので久しぶりに読みにきたら凄く更新されててとても嬉しかったです…!深夜にもかかわらず一気読みしちゃいました笑 (2020年9月10日 23時) (レス) id: 354bc71d22 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 一気に読んじゃいました!更新楽しみにしてます! (2020年5月18日 15時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年3月20日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃
作成日時:2019年10月12日 23時