女王104 ページ16
澤村「あれは、木兎を、宥める為の呼び方だ。
何の意味も無い。
俺たちでさえ、苗字呼びなのに、
他校の、ましてや、自分の体を乱暴した(※背中にセミを入れた事件)、木兎なんかに」
東峰「まって、大地。言い方が、」
菅原「うるさいちょび髭」
東峰「えっ、」
澤村「恋人のような、あだ名をつけるわけなんかない」
自分に言い聞かせるように、言葉を噛み締めて澤村は円陣を組んだ烏野のメンバーへと伝達した。
澤村の言葉に、確かに、と取り敢えずの安心を得た烏野であったが、その安心を確信へと切り替えるためには状況を確認する必要があった。
錆びついたロボットのようにギギギとゆっくりコートへと目を戻す。
そこには、本調子に戻った木兎がハツラツとした表情でスパイクを決めて、勝利を得たところであった。
高まる気持ちを抑えきれていない木兎はAとハイタッチをするだけでなく、彼女を軽々と持ち上げて逞しいその胸に抱え込んだのだ。
異性との至近距離に不慣れなAは顔を真っ赤に染めてパニックに陥った。
A「は、はなして...！」
耳から指先まで全てを赤く染め上げたAは木兎から距離を取ろうともがくが、彼の力に勝る事など出来なかった。
その二人の光景はまるで彼氏彼女の行うもののようであった。
その光景を目の当たりにした瞬間、烏野の我慢は限界を突破した。
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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - ぼっくん……どんまい。最推しでも、どんまい。笑笑 (2019年10月22日 21時) (
レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪雛 - この小説すごい好きです！次の更新楽しみー！がんばってください！ (2018年8月11日 1時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
葉山サン(プロフ) - こんなに続きが気になった小説は初めてです!文も細かく書かれてるし主人公やキャラや達の性格も全くぶれてない‥更新頑張ってください!応援してます! (2018年6月15日 12時) (レス) id: 93236b935c (このIDを非表示/違反報告)
すず - この話大好きです！ (2018年6月1日 21時) (レス) id: e6917f59b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃
作成日時：2018年4月7日 22時
