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女王36 ページ39

結果的にはAが上げたトス、そして二口のスパイクで決定打となり伊達工の勝利が確定したわけだが

お忘れだろうか、Aはトスを上げるためにかなり無理な体制をしてしまったことを。


空中で体制を立て直すことが叶わないまま、Aはグラりと地面に叩きつけられた。


正確には、ジャンプの勢いに流されたままのAはコートのサイドラインから少し離れて座って観戦していた木兎の上に被さるようにして落ちたのだ。




どさりと大きな音がして、Aの金の髪が揺れた




A「いっ……、」


木兎「大丈夫か?」





間一髪でAを受け止めた木兎はAの顔を覗きこむ





A「え、えぇ大丈夫よ、ごめんなさ……」





そう言って顔をあげた時に、吐息でも掛かりそうなその距離の近さにAは驚いて声を失った




木兎「いーってことよ!つーか、あんな危ないことすんなよー?」





木兎は全く気にしてないようで、ポンポンとAの頭を撫でた


勿論、そんなことをされて平生の彼女でいれるほど冷静なわけではないので、ぶわりと一気に顔に熱を集めて

無邪気な木兎から視線を逸らした。






A「わ、わかり……ました」




そんな、Aはいつも通りのツンデレだったが

周りだって黙ってなかった。






及川「はいはいはいはい!!!!離れましょうね!!!!」



木兎「うおっ」




月島「先輩、木兎さんは猛禽類なんですから
もっと、気をつけてください」


木兎「ちょ、ツッキー!?イタイイタイイタイ」






及川は後ろからAを木兎から引き離し、

月島は寝転んだままの木兎の腹部を踏みつけて平然とした顔でAを諭した






A「もうき…え?ちょ…、木兎さん大丈夫なの…?」


赤葦「大丈夫ですよ」








そうには見えないけど。

そう言いかけて口を噤んだ。


すると、無言を痛みを堪えてると勘違いした数人がAを取り囲んだ






西谷「A大丈夫か!?怪我してねぇか!?」


田中「お前は危なっかしいなー」


岩泉「膝擦ってねぇべか?」


菅原「ちょっと擦ってるじゃんか!痛いの痛いのー!飛んでけ〜」





あやされていることに羞恥をまたしても隠せなかったAは声を大きく張り上げて叫んだ






A「へ、平気だから、放っておいて!!」








ーーーーーーー



((なぁ、あかーし。さっき手がなんか柔らかかった))


((…それ他の人に言ったら殺されますよ))

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雪乃(プロフ) - プリンちょーだいさん» すみません、そのつもりで執筆をさせて頂いています! 一応1話から45話まで話を見返してみたのですが、どの部分をご指摘頂いてるのかわからなかったので、お手数ですが不適切な話数を教えていただけませんか? (2019年10月14日 23時) (レス) id: 17cc3f5ad8 (このIDを非表示/違反報告)
プリンちょーだい - 烏野の福主将って、菅原さんだったような気がするんですが (2019年10月14日 22時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - まひまひさん» お返事遅くすみません、ご指摘ありがとうございます。この小説を書いていた当初はファンブックが無く仮定として設定しておりました、訂正します(*´-`) (2018年6月3日 16時) (レス) id: 17cc3f5ad8 (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ - すみません、25話の梟谷マネの千夏と里沙って誰ですかね?雪絵とかおりじゃないんですか? (2018年4月24日 23時) (レス) id: ed30db2c58 (このIDを非表示/違反報告)
テヘペッロォォォ☆(ゝω・)v - 二口だいたーん!(。>ω<。) (2015年7月1日 19時) (レス) id: c440255398 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪乃
作成日時:2015年2月9日 12時

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