女王30 ページ32
しんっと静まる空気に、Aは訳がわからないと首を傾げていた
A「あの……差し出がましいですが
差し支えなければ、セッターでも良いですか?」
耐えきれなくなって、Aはついポジションを指定してしまった。
茂庭や二口、青根なども快く了承し
伊達工の正セッターの茂庭とローテーションでプレイする事が決まった。
音駒対青葉城西の試合を茂庭と並んで観戦して、次の自分たちの番に備えていた
茂庭「ほんとはね、1年生に大型セッターの黄金川っていう奴がいるんだけど、今回は来てないんだ」
A「大型……ですか、もしかして初心者ですか?」
茂庭「そうなんだ、始めて少ししか経ってないんだ」
A「へぇ……伊達の壁がまた厚くなるのは同じ地区として、少し困りますね」
そんな談笑をしていると、茂庭とAの間を裂くようにして二口が飛び込んできた
二口「なんの話してんスか?」
ニコニコと愛想笑いを浮かべているが、目の奥が死んでるようにAは見えた
茂庭「あぁ、黄金川の話をしてたんだ」
二口「えー、いないヤツの話してもどうでもよくないっスか?」
A「いいえ、烏野としてはありがたいですけどね」
二口「げ、」
A「……失礼ね」
二口の態度にムッとしたAは茂庭に軽く礼をしてその場に背を向けた
しかし、肩を二口に引き止められて
嫌々ながらも振り返った
先ほどに嫌な態度を示されたAは自然と刺々しい言い方になってしまう
A「なんの用?」
二口「なぁ、一目惚れとかって信じる?」
A「一目惚れ……?……そうね、何かの本で本当に一目惚れした相手は運命の相手だ、と見たことはあるけれど……
どうかしたのかしら?」
二口「じゃあ、お前さ。俺の運命の相手だわ」
A「はい?」
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雪乃(プロフ) - プリンちょーだいさん» すみません、そのつもりで執筆をさせて頂いています! 一応1話から45話まで話を見返してみたのですが、どの部分をご指摘頂いてるのかわからなかったので、お手数ですが不適切な話数を教えていただけませんか? (2019年10月14日 23時) (レス) id: 17cc3f5ad8 (このIDを非表示/違反報告)
プリンちょーだい - 烏野の福主将って、菅原さんだったような気がするんですが (2019年10月14日 22時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - まひまひさん» お返事遅くすみません、ご指摘ありがとうございます。この小説を書いていた当初はファンブックが無く仮定として設定しておりました、訂正します(*´-`) (2018年6月3日 16時) (レス) id: 17cc3f5ad8 (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ - すみません、25話の梟谷マネの千夏と里沙って誰ですかね?雪絵とかおりじゃないんですか? (2018年4月24日 23時) (レス) id: ed30db2c58 (このIDを非表示/違反報告)
テヘペッロォォォ☆(ゝω・)v - 二口だいたーん!(。>ω<。) (2015年7月1日 19時) (レス) id: c440255398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃
作成日時:2015年2月9日 12時