女王系マネージャー【HQ!!】

女王24 女王SIDE ページ26

一人でなんでも出来る気になんなよな？





その言葉にムカムカと苛立ちが抑えれずに、ぶっすうと自分でもわかるくらいに顔を膨らませた


可愛いなんて言って写真撮っている徹のカメラは後でぶっ飛ばすとして、

何よ。


そんなつもりありませんけど！！？






田中「おっ、なんか不満そうだな？」


A「…えぇ、不満よ、超不満だわよ！！」





荒げた私の声に龍は勿論、周りの面々もびくりと肩を揺らした






A「女だからなんなのよ！徹や一だって私に喧嘩勝ったことないじゃない！！

大体のことはできるわよ！！本当に出来るから、そう思って何が悪いって言うの！？


そもそも、私のランニングにいちいち付きあって貰えるわけないじゃない！！

貴方達は練習で疲れてんのよ？私に付き合うんだったら、さっさと寝てなさいっつーの！！！」






ノーブレスで言い切った私を褒めて欲しいくらいね。







A「龍のばぁーーーーーか！！！」






最後に小学生じみた悪態をついて私はマネージャーの部屋に戻った









ーーーーーーーーー


その後。




Aの怒りに呆然としていた選手陣。


彼女のノーブレスで言った前半については、色々突っ込みたいところが男としてあったものの


後半については





ーー天使か！！！！！ーー





そう比喩するしかなかった

彼女が、自分は大丈夫と思っている勘違いも、

どうして付き合わせないのかも理由を聞いて

彼女が酷く愛おしく思えた。



ただ単にうざったいとかじゃなくて、

彼女の行動には、相手の事を気遣っているのがうかがえるからだ




加えて、龍に対しての悪態だが、

龍自体はご褒美の如くに喜んでいた。


多分彼はただのド.Mなんであろう。

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