魔王（デルキラ）の娘

六の子 ページ8

ｶﾙ「―――……因みに、そこの最下位共は一番最後な」


そう言われた2人の首には

入間「反省中」

サブノック「もう約束は破りません」

と書かれた札をかけていた


ｶﾙ「みせしめだからな。せいぜい笑われたり小石をぶつけられるがいい」


ｲﾙ「陰湿ッ……!!」


ｻﾌﾞ「ぐぅぅ屈辱」


ｲﾙ「まぁまぁ、長さんを連れて戻ったってことで退学にはならなかったんだし……」


ｻﾌﾞ「まぁあの時の皆の顔は見ものだったな。己一人では成し得なかったことだ……改めて助けてくれたこと、礼を言う。これまでの非礼を詫びよう。主は凄い奴だ。そして、今日から我がライバルだ！！」


ｲﾙ「ぇ……え！？」


『青春だね〜』


ｲﾙ「Aちゃん！」


ｻﾌﾞ「ヌ」


『今のサブロ君、私結構好きだよ』


ｻﾌﾞ「っ……//////」


ｶﾙ「オイックズ共順番だぞっ！！」


ｲﾙ「(サブノック君はすごいなぁ。ちゃんと夢があって……。僕はこの先……ここでどうなるんだろう)」


ｼｬ「また変な物出したりして」


ｱﾝ「あー、使い魔先生とか？」


ｶﾙ「殺すぞ。位階袋鳥は厳粛正確。どんなことがあろうと決して動じぬわ。この数百年間鳴いたことすら無……」


［ギィエェエェ］


ｲﾙ「えっちょっ」


ギエーギエーと鳴いていて、逃げるように飛んでいってしまった


ｲﾙ「ああっ！！まだバッチ取ってな……」


ｶﾞ「えっ」


ｳｧ「イルマち、それ……何？」


――魔王予言の書――

彼の者
先代魔王の娘を味方につけて、
あまねく種族を配下に収め
血の契約を結び
万物を癒し賜う
彼は異郷より舞い降りて
右手にソロモンの指輪を宿す




『っ！？』


ｲﾙ「――――……えっ？」

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