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「お待たせ！俺の入れたワインだから、世界一おいしいと思う」
まふくんは私の前に赤ワインを差し出す。残念なことに、とってもおいしそうだった。
お酒には強いほうではないがワインは割と好きだったので、どうしてもおしゃれなワインに見とれてしまう。
するとまふくんは遠慮しないで、と言ってくれたので、この際せっかくだから、と一口飲んだ。
...めちゃおいしい。
高級そうな味わいが口の中に広がる。
私はワインを飲み干すと、満足感に満たされた。
「Aのこと、聞かせてほしいな」
まふくんはニコッと笑う。
裏のない笑顔なのが、またホストらしい。
さっき横を通りかかったお嬢様のような女の人たちは、まふくんが一番人気なのだと話していた。
なぜだか、胸が苦しくなった。
私はその時、ふと思い出すことがあった。
中学校の頃の、初恋を。
それは私が、唯一中途半端に終わらせなかった出来事だった。
まだ中学生だったし、カップルだってすぐに別れるような恋愛事情にまみれた年齢だった。
けれど、みんなが出会いと別れを繰り返す中、私だけは一途に想う人がいた。
顔も名前もあいまいだけれど、確かに私は好きだった。
優しくて、明るくて、かっこよくて。
私は思い切って卒業式に告白をしたんだっけ。
彼は赤面してたけど、やっぱフラれたんだ。
私はいま、その感情と似ているものを持ってる気がして、複雑な感情に飲まれていた。
まふくんなんか、正直女好きなただの男性。
そう分かっているのに、まだここにいたくて、もう一度抱きしめてもらいたくて、ずっともやもやしている。
正直になりたい。
中途半端は嫌だな。
私は変わったはずだった。
私はまた手を握ってくるまふくんと初めて目を合わせた。
やっぱり、とってもかっこいい。
白髪が似合う、王子様にしか見えない。
きっとまふくんは、こうやってたくさんの女性を手に入れてきたのだろう。
そして今も手に入れたまんまで、その中に私も入るのだ。
ただただ好きな感情だけがどんどん増えてきて、私は口を開いた。
「本名を教えてください」
※雑談※
お気に入りありがとうございまーす！！
うれしくて踊る( ;∀;)
すっごい次回が気になる終わり方ですね...(( こうご期待。
そいえば新年号「令和」
ぶっちゃけ感想に困るよね。
だって新年号言われて「そうなの！？くそうれしい！令和だやったああああ！！」ってならんよね！？()
ライブ当たるほうが嬉しい(小声)
ではまた次回にお会いしましょー！！
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まりも(プロフ) - りすさん» りすさん…！！なんと優しいお方なのだ……！！ゴールデンウィークは浮かれて遊びまくってるのでここにも時間を使えるよう頑張ります(*^。^*) (2019年5月1日 20時) (
レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - まりもさん» これからも楽しみにさせていただきます。自分のペースで更新頑張ってくださいm(。≧Д≦。)m (2019年5月1日 20時) (レス) id: 89241487ec (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - のみんさん» ありがとうございます(´；ω；｀) (2019年5月1日 14時) (レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - りすさん» すみません！！早くかけるように時間作ります( ´ ` ) (2019年5月1日 14時) (レス) id: 3b6f3a97c0 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 更新待ってます!!m(。≧Д≦。)m (2019年4月26日 5時) (レス) id: 89241487ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも | 作成日時：2019年3月31日 18時
