54･夢ー2年前ー ページ19
戦争のあとすぐに私は二人が眠る墓を訪れた。
手を合わせたあと、マルコ兄さんと近くの海岸で話した。
『私が最後に親父っさんとあった日、いい息子達に恵まれた、幸せだったって言ってたよ。』
マ｢Aからそれを聞くとはねぃ｣
『これからどうするの？兄さん達。』
マ｢体制整えてティーチと闘うよぃ。仇もそうだが、アイツは危険だ。生かしたらどんどん大きすぎる敵になる。｣
『私がどうこう言える立場じゃないわ。ただ死にに行くのは反対よ。』
マ｢あぁ。解ってるよぃ。｣
マ｢なぁ、Aから聞かされた事に、ことごとく対処できなかったけど、お前が教えてくれたこと感謝してるんだよぃ。
また予知夢見たときは相手に教えてやれよぃ。｣
『わかった。ありがとうマルコ兄さん。』
マ｢そろそろ行くのかよぃ？｣
『うん。さっき連絡あって急患だって。ルフィー君よ。
今、例のルーキー、トラファルガー･ローが看てるらしいの。』
マ｢はぁ？！！｣
『マルコ兄さんだから言うのよ？ハンコック姉さんが七武海召集に応じたのはルフィー君がエースを助けるのに協力したから。
これ喋ったら、解ってるよね？』
マ｢そんな情報、何が起きても言わねぃよぃ！
でも、エースの弟が生きてたならよかったよぃ｣
『うん。しっかり治療と看病するよ！
じゃぁ、そろそろ行くね！』
マ｢ちょっと待った！｣
『え？.....ちょっ....!』
マルコ兄さんから抱き締められる。焦って離そうとするも、かえってキツく抱き締められた。
マ｢辛ぇ時にはしっかり泣くんだよぃ。前も言ったが、俺は、Aの事惚れてんだよぃ！
振られてばっかだけどよぃ。
Aが本気で心から笑えてねぇ事くらい見抜いてるよぃ。
いつか、本気で笑えな。
俺は、それが見れたら満足だよぃ！｣
マルコ兄さんの言葉に胸が苦しくなる。
でも悲しい顔をしてもダメだ。
『マルコ兄さんには敵わないよ。ありがとう。そういってくれるの嬉しい。
でも、兄さんは兄さんとしか見れないか[マ｢言われるとまた辛ぇよぃ。｣
腕を解くと頭に大きな手を乗せた。
罪悪感はあったもののいつもの感じでいてくれて有り難かった。
『ごめんなさい。』
マ｢あぁ、来てくれてありがとな！
Aになんかあれば、今度は俺らが行くよぃ！｣
『ありがとう！また会いに来るよ！元気でね！』
マ｢おぅ！元気でやれよぃ！いろいろありがとよぃ！｣
そう言って、墓のある島を出た。
アマゾンリリーに帰った。
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作者名：まりも。 | 作成日時：2018年10月20日 15時
