50･夢ー3年前ー ページ15
Asideー
眠った時私は、過去の夢を見ていた。
3年前の今頃、私が予知夢を見た。
そう。あの戦争の予知夢。
私はそれまで、ハンコック姉さんに暇を出してもらえれば、情報収集も兼ねてカイドウ討伐のための修行の旅に出ていた。
修行の相手になってもらった者は、偽父レイリーが信用が出来ると言っていた海賊たち。
その中に、私と同じ故郷を持つイゾウがいる白髭海賊団もいた。
年1回2週間くらいの割合で行っていただろうか。
白髭も私のことを認めており、船には男しか乗せないということでも"娘"と呼んでくれていた。"兄さん"達もいつも温かく出迎えてくれていた。
特にイゾウ兄さんとマルコ兄さんとエースに。
私は3年前、頂上戦争の予知夢を血相かいて知らせに来ていた。
甲板にいたマルコに気がつき能力で飛び上がる。
『マルコ兄さん！』
着地に失敗して、マルコ兄さんに真っ正面にぶつかる。
私が若干押し倒した状況。
マ｢おわッ！！ってAじゃないかよい！!｣
『あぁぁぁごめんなさい！退きます。』
マ｢どうした？そんなに慌てて。｣
マルコ兄さんは私の両肩をもって落ち着けようとした。
『嫌な予知夢を見て、飛んできた！親父っさんに知らせに来たの。』
マ｢イゾウが言ってたあれかぃ？｣
話し声が聞こえてイゾウとサッチも来た。
イ｢どうした！ ってお嬢じゃないか！｣
サ｢Aどうした！顔色悪いぞ？ていうか、お前ら離れろよ！｣
マ｢あ、すまねぇ。
Aが俺らに関する予知夢を見たんだってよい！｣
イ/サ｢!!!!｣
『丁度よかった。マルコ兄さん、イゾウ兄さん、サッチ兄さんとエースにも聞いてもらいたいの！
一緒に親父っさんと話聞いてほしい！
あと、絶対このメンバーだけで内緒にしてほしいの。詳しくは部屋で話すわ。』
4人はエースを連れて船長室に入る。
マ｢親父！Aが来たよぃ。入るぞ｣
白｢聞いたことある声が聞こえたと思ったらAかぁ。入れ、入れ。｣
『親父っさん！お久しゅうございます。お体の具合はどうですか？』
白｢あぁ、いいぞ！娘の元気そうな顔も見れて尚元気だぁ。ｸﾞﾗﾗﾗﾗ。
で、なんだ？お前にしちゃぁ、今回はえれぇ急じゃねぇか？｣
『はい。親父っさんにも話したことがありますが、私には予知を見る能力が御座います。
その、予知夢で1年後位でしょうか。
海軍と親父っさん達の間で戦があるとみたのです。』
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作者名：まりも。 | 作成日時：2018年10月20日 15時
