【男主】絡みついて離れない Level2【影山飛雄】

96話 ページ49

『清水センパイ。昨日はすみません……早退しちゃって』





「ううん、大丈夫よ。仕事も片付いていたし。それより体調の方は……」




『心配していただかなくても大丈夫です！元気になりましたから！』






「そう……？なら、良かった」









はい、こちら影山 A。15歳。



とても優雅なランチタイムを謳歌中です。




明日も一緒にお昼食べませんか？とか昨日言ったからねー！



忘れそうだったんだけど(作者が)、ちゃんとやってます。





昨日は色々あったなー。






英の魂胆を見破って、逆にどんぞこに落としたり。






ぐっちーに告白されたり。






菅センパイを弄んだり。








いや、色々ありすぎじゃないか？






一日の内に色々ありすぎだ。





ちゃんとしよう。




俺の行動範囲狭くしよ。








「Aくん……？」




『あ、いやっなんもないっす』






訝しげにこちらを見られてしまった。ちょい恥ずかしい。




昨日は早く寝ようと思ったんだけど、トビオからエースとリベロが帰って来たとか聞いてテンション上がって寝られなかったからなー。




眠いわー。







『じゃあ、また部活で！』




「そうね、ありがとう」






清水センパイに軽く会釈し、中庭を去った。




はい、皆さん。




これから俺は何処へ行くのでしょうか？





まぁ、そんなことはどうでもいい。




凄く今日は良い日和なんだ。




初夏ーって感じの。





うん、眠い。

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