【男主】絡みついて離れない Level2【影山飛雄】

63話 ページ16

多分、この人と瞳が合った瞬間からこうなることは分かっていたのでしょう。




満足度の高いキスを贈られる。




『んっ、らめぇ、とお、るっん!?』



「何がダメなのー？超きもちよさそーだよ？」


キスの間にそう、からかってくる及川センパイ。


そういうあなたも、からかっている余裕なんてものない癖に。



目がとろけていますよ、せーんぱい？




やっぱしこの及川センパイも、健全な男子高校生だったんだな、と感心する。




何故かって？




そりゃあ、大きくなってるから、でしょ？



『うわぁ、もしかしてセンパイ、コーフン、してますぅ？』


大袈裟に目をぱちくりさせ言ってみる。



「っ、そうだよ。それのどこが悪いの」


うっわー。


余裕のない顔。女の子がみたらどう思うかな。



苦しげに顔を歪ませ、俺を睨むセンパイ。



ご奉仕、しちゃいますか。


ジジッ



そう音を立てながら、及川センパイのズボンのジャッパーを下げる。



そして、自己主張が激しいソレに手を伸ばす。



と、ここで及川センパイによる遮りが入った。



「ちょ、なにやってんの!?!?」



『見ての通り、ですけど』


口に含むんですよ？何食わぬ顔で続ける。



はむっ。



うげぇ、にっがい。しかも大きいし。



『のどが、イガイガ、すりゅんだけど』


「んっ、はっそ、そこで、喋んないでっ、くれるっ？」


『えー、むり、れすっ』


んんーっ!!!センパイの恍惚の悲鳴が上がる。



どびゅどびゅ、と口の中に白濁を吐き出される。


ひゃー、さすがのAちゃんでもこれはきっついよ？でもね、どうせなら理性なんてもんぶっ飛んで欲しいんだよねぇ？


だから、ごくんっと喉を鳴らして飲み込んだ。



彼の理性崩壊まであと何秒……？



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