【男主】絡みついて離れない Level2【影山飛雄】

61話 ページ14

予想通りの反応。




「きゃー!!Aちゃんってば、ダイタン♡及川さんの及川さんが元気になっちゃいそうなんだけど〜」



まぁ、これからそうなる予定？だったんだけどーこれは意外だなあ。




1人興奮してわめいている。





粗大ゴミってどうやって捨てるんだっけ。




ところどころ、下ネタ挟んでいるし。




大丈夫か及川センパイ。




ファン減りますよ……？




「冷たい目でこっちを見ないでよAちゃん！！でもそんな、腐った生ごみを見るような目も堪らない!!」





あ、こいつ末期だ。



やばい意味合いで。



・




・




・





緩やかだった部屋の空気が突然ピシリと消え去る。



えっと。





空気、なんか色香が交じっているし。




あ、もしかして俺。




アブナイ感じですかあ？






「Aちゃん？及川さんのこと、ちゃんと見てなきゃ、ダメ、でしょう？」



目の前には妖しく笑う及川センパイが。





ふっと、甘い吐息が耳にかかる。



一応、ベッドの端に避難したのだが、及川センパイもベッドに乗って距離を詰めてきている。









おとなしく俺のモノになっちゃいな、そう言わんばかりの勢いの及川センパイにすこし








心臓が騒がしくなったのには、目をつむった。





俺からも、ここまで来たらアクションしないと、とは思うっていう強がりで蠱惑的な笑みを見せこう言おう。









『とおる、ぐちゃぐちゃにして……？』



ってね。




−−−

62話→←60話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す