57話 ページ9
『ゴン！！！キルア！！！』
キ｢……てめぇAに何もしてねぇだろうな？｣
｢おやおや……♢君と戦いたかったのになぁ♡彼女には何もしてないから大丈夫だよ♡｣
私は急いでキルア達の所へ戻りヒソカから距離をとる。
ヒソカは先程の殺気を出すが、2人はヒソカの殺気にビクともせずにこちらへ来た。
ヒ｢200階クラスへようこそ♢洗礼は受けずにすみそうだね♧｣
ヒ｢キミが天空闘技場に来た理由は想像できる♤ここで鍛えてからボクと戦うつもりだったんだろ？｣
ゴ｢まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。手間が省けた｣
ヒ｢クックック♧纏を覚えたくらいでいい気になるなよ♢念は奥が深い♤｣
そう言ってヒソカは指先に念を込め、スペードやドクロの形を作ってみせる。
凝…目を凝らして念を見る技を習得していない彼らに見えているかはまた別だが。
はっきり言って、今のゴンと戦う気は全くないとヒソカは告げる。
ヒソカは立ち上がり私達にこう伝える。
ヒ｢だが、このクラスで1度でも勝つことができたら、相手になろう…♢｣
歩き出そうとした瞬間、キルアが声を上げる。
キ｢……てめぇ…Aに何してた…。｣
ヒ｢ちょっと遊んでただけだよ……♡｣
キ｢どういう遊びなんだよ！…！まさかてめぇ抱((『ババ抜き勝負してただけだわぁぁぁ！！！』
キ「…お、おう…」
ヒ｢…♢｣
ゴ｢い、行こう？キルア、A｣
キ「お、おう！」
｢200階クラスへようこそ！こちらに登録の署名をお願いいたします｣
そう言って私達は紙を渡される。
｢早速参戦の申し込みもなさいますか？｣
ゴ｢え？｣
｢このクラスは申告戦闘制といいまして、90日の戦闘準備期間を用意してございます。
その間であれば戦いたい日に戦っていただけるシステムなのです｣
と説明を受けた。
フロアマスターについてお姉さんは熱く語ったが、私達にとってはどうでもよかった。
私達が書類を書いていると、後ろから視線が送られていることに気が付く。
キ｢何か用？｣
とキルアが聞き返すが、
｢いいや？別に｣
｢俺達も申し込みをしたいから並んでいるだけ…ね｣
クックックと笑うおっさん達。
キ｢…なるほどね。ゴン、こいつらお前と同じ日に戦いたいらしいぜ｣
ゴンは暫くして、｢何時でもOKです！｣と書類を出した。
『…だってさ…！』
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
