97話 ページ49
レ｢わかんねーだろ！特にオレはお前らと違って絶とかいう気配絶ちなんかできねーし｣
キ｢今ここでんなことしたら逆に不自然だっつーの。奴等が今探ってるのはそんなとこじゃない。
広場にいる人間の表情や仕草、視線なんかから｢違和感｣を見つけようとしてんの！｣
だから2人の表情やばいよ。とキルアはパフェのさくらんぼを頬張る。
キ｢もっと自然に、ほがらかに話せよ｣
とキルアは言うとゴンとレオリオはもっと不自然な笑顔を見せる。
『うーん…それはもっと不自然かなぁ？』
キ｢ゴメン…俺が悪かった｣
『あ…動いた。どうする？』
キ｢何度も言うけど戦って勝てる相手じゃないからな｣
レ｢何とかするさ。しなきゃなんねーだろ｣
ゴ｢うん。黙って帰るわけにはいかないもんね｣
キ｢ん。OK。じゃ俺言うことをよく聞いてくれ｣
とキルアは説明を始める。
尾行はゴン、キルア、私の3人。
�‥枦�に姿を見られたら尾行は即中止。速やかにその場を離れること。
�� キルアがこれ以上追跡不可能と思ったら即中止。
合図についても中止の場合はコール１回、通常連絡はコール2回目からと決めた。
もしバラけたら女の方を追う。
レオリオはゼパイルと連絡を取って競売を担当。
キ｢ゴン、A。尾行の経験なんてないよな？｣
『私はない！』
ゴ｢ハンター試験の時にヒソカを…｣
キ｢まじ？！バレずにか？！｣
ゴ｢うん。丸一日くらいくっ付いてたかな。｣
『ま、丸一日？！』
バン！
とキルアがゴンを殴る音が響く。
ゴ｢いったぁ！何で殴んの！｣
『え、ちょ大丈夫？』
キ｢いや何となく。ま、それならとにかく合格だ。Aは…とにかく相手の視界に入らないようにしろ。後は絶を絶対な。｣
『おっけー』
キ｢じゃ行くぜ。｣
その合図で私達は目的へと走り出す。
キ｢今、ターゲットが広場を抜けて小道に入る。｣
ゴ｢OK。確認｣
『バレてなさそう？』
キ｢大丈夫だ。絶を使っていれば、滅多なことじゃ見つからないよ。
でも奴ら、常に尾行を警戒してるから油断すんなよ｣
『分かった』
ゴ｢キルアも気を付けて｣
ピッと携帯を切る。
ほんとにバレてないのやら…。
私とゴンは家の屋根を伝って旅団を追う。
どんどん人気のないとこに進んでる…。罠…もしくはアジトへか…
キルアはどっちに判断するの…？
だがキルアからの着信が来ない…。
尾行続行ってことか…。
行くしか…ない！
私達3人は1個の廃墟へ入る
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
