85話 グリードアイランド偏 ページ37
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ハンター試験前夜の事。
『ねぇ！もし私がハンターになったら此処へ戻って来てもいい？！』
と私が尋ねるとライリー兄さんとマリー姉さんは目を見合せたあと、こう言った。
ラ｢ダメだ。｣
『え！なんで？！』
ラ｢しっかりやるべき事をやったら此処に戻って来てもいいだろう。｣
『やるべき事……？それって何？』
マ｢それはA次第。しっかりやるべき事を果たしたら此処へ戻って来ていいから！｣
『…わかった！』
ラ｢あ、そうだ。これを渡しておく｣
そう言われ私は手に1枚の紙切れを渡された。
紙に書いてあったのは知らない番号。
ラ｢それは俺の番号だ。携帯を手に入れたらそこの番号に掛けろ。｣
『分かった！ありがとう！』
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『って事なんだよね…』
ゴ｢なるほど…。でもAはもう仲間を見つけるっていうやるべき事は果たしたんじゃないの？｣
『それだけじゃない。私は皆と旅して今の目標……
"やりたい事を見つける"っていう事を達成したら帰ろうかな！』
｢｢…！｣｣
ゴ｢そっかぁ！じゃあ一時はずっと一緒に居られるね！｣
キ｢だな｣
『うん！』
キ｢あ！見えてきたよ！｣
『ほんとだ！』
キ｢もうすぐだな！ヨークシン｣
ゴ｢あそこに行けばクラピカやレオリオと会えるんだよね！楽しみだなぁ！｣
『うっわぁ本当に楽しみ！』
キ｢気が早ぇよ！約束の日まで後2週間もあるぜ？｣
ゴ｢そっかぁ！もう半年も2人会ってないから待ち遠しくて！｣
キ｢あの時はまさか…こんな目的の為にヨークシンへ来るとは思ってなかったけどな…｣
脳裏に4人で解散した時の事が過る。
キ｢オークションが始まる9月1日までに、グリードアイランドの情報集められるだけ集めねぇとな！｣
ゴ｢うん！その中でジンに繋がる情報もあるかもしれないし！｣
キ｢わざわざメッセージと一緒に、ゲームのロムカードを残したんだ。繋がりが無いわけねぇ…とにかく兄貴からハンター専用のアドレスが届いたら速攻調べようぜ！｣
｢『うん！』｣
すると上から鷲が飛んで来て、アドレスが届く。
『よし！行動開始〜！』
キ｢あぁ！｣
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
