71話 ゴンVSリーグベルト (水見式 ページ23
そうして迎えた6月10日。
ギド戦不戦勝のキルア、サダソ戦不戦勝の私は観客席にてゴンの試合を見守る。
試合直後、リーグベルトは技を出すが、ゴンはそれを
石版を素手でひっくり返し、阻止する。
ゴンはリーグベルトの逃げた先に回り込み、手首を掴んで握り締めた。
ゴンの握力に耐えれず、ムチを下に落とす。
ゴンはそのムチを拾い、リーグベルトの肩に蛇を巻き付ける。
ゴ「えっと、出力を最大にして!スイッチーーーーー」
リ「やめろぉおおおおおおお!」
ゴ「オーーーーーーン!!!!!!!!!」
その瞬間、リーグベルトは泡を吹きながら失神してしまった。
ゴ「なんちゃって」
ベッとゴンは舌を出して試合は終了した。
退場するゴンに私とキルアはグッとサインをした。
ウ「いよいよ今日から"発"の修行に入ります。"発"をマスターすれば、念の基礎は全て納めたことになります。後は創意工夫を持って独自の念を構築していくだけです。」
「「「押忍!」」」
と返事をすると、ウイングさんは発について詳しく教えてくれた。
ウ「どうです?自分の持つオーラの性質と、能力の重要さを理解して貰えましたか?」
「「押忍!」」
キ「ところでさ、自分のオーラがどの系統に属してるか調べる方法なんてあんの?」
ウ「あります」
そう言ってウイングさんは机の上に水を並々まで注ぎ、葉っぱを1つ乗せた「水見式」を用意した。
ウイングさんは水見式の説明をし終わると、実際に水見式を実践してみる。
「「「わぁ…」」」
ゴ「水が溢れてる…」
ウ「水の量が変わるのは強化系の証。私のオーラが強化系の性質に属していることを示しています」
ゴ「へぇ〜!」
ウ「では…Aさん、水見式を試してみてください。」
『はい…分かりました』
久しぶりにするなぁ…。ちょっとは成長してるといいけど…。
私は水見式の前に立ち、手にオーラを集め練を行った。
すると目の前にあった水はドロドロと水飴のようになった。
『あれ…。ここまで変わるようになったんだ…。』
ウ「…素晴らしい…。皆さん、グラスの水を舐めてみて下さい。」
そう言われ、皆はグラスの水を舐める。
「「「あっま!!!」」」
ゴ「水飴そのまんまじゃん!」
ズ「凄いっす!Aさん!」
『えへへ〜ありがとう!』
キ「よし!水飴が食べたい時はAに作って貰えればタダだな!」
ゴ「だね!」
『おい』
ウ「水の味が変わるのは変化形の証です!」
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作者名:まりも | 作成日時:2021年2月19日 2時