【HxH】奴*隷少女 2【キルア】 (ページ21)

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69話オリジナルシーンページ21

5月29日、キルアとサダソの試合が行われる。
しかしサダソが訪れる事はなく、キルアの不戦勝となった。

『何仕掛けたのっ？』

キ｢ちょっと脅しただけだぜ｣

『ふぅーん』

と私はキルアを見つめる。

キ｢なんだよ｣

『いいやぁー！なんかキルアに脅されても怖くなさそうだなぁって！』

キ｢はぁ？！なんだよそれ！お前に言われたくないな！｣

『ひっどーい！』

私達はケタケタと笑いながら廊下を歩いて自室へ向かった。

今日は6月1日。修行を終えた後、ギド戦までの時間を散歩に費やす事にした。

1人で散歩も悪くないなぁ…。
そういえば…私…約束として顔を隠さないと行けないんだっけ…。
でも…もう顔隠す人生なんてやだなぁ…。

ドンッ

『ぶへっ！す、すいません！！』

｢あれ、お嬢ちゃん…｣

そう言われて私は顔をあげる。

｢可愛いねぇ！ちゃんと前を見なきゃダメでしょ？｣

『ほんとすいません！！』

｢許さない…。変わりにオレ達と遊ぼうよ｣(ﾆﾔｯ

あーあ…くっそ面倒臭い奴ら3人に捕まっちった…。

『あの…。行く所あるんで…それではっと！？！』

いきなり手首を掴まれ、私は反撃をしようとする。
が、目線の先に映ったのは………

"キルア"と"私"が歩いている写真だった。

『ッ!!!お前らいつから…！』

私は物凄い量の殺気を出すが、男共は淡々と話を続ける。

｢知らねぇのか？ネットに出回ってること｣

『…は？誰が撮って広めたの…？』

｢それは知らねぇな…。とりあえず…オレ達と遊んでくりゃ…コイツには何もしねぇよ。でもなぁ…もし言うことに聞かないんだったら…。コイツはどうなる事やら…｣

気持ち悪い笑みを浮かべながらそう言う男達。

『何を…すればいい…？』

｢"遊ぶ"んだよ…ﾆｯﾋﾋ…おい…連れてこい…｣

逃げたい…逃げ出したい…だけど…私が逃げたら…キルアが…!!!

私は言われるがまま手を引っ張られる。

その瞬間、目の前に居た男達3人が同時に倒れた。

『へ…』

すると後ろからガシッと腕を掴まれた。
振り向くとそこにはキルアがいた。

『キル…ア…ごめ…うわぁ！』

ごめんと言い終わる前にキルアは私を無言で連れてく。

『キルア…キルア…』

と私が何度呼んでも返事はせず、ズカズカと進んでいくだけだった。

強く持たれた私の腕は悲鳴をあげていた。

『キルア…痛いよ…』

そう言うとキルアは私の腕を掴む力を緩め、立ち止まった。