61話 ページ13
ウ「今日から2ヶ月間一切の試合を禁じます!念の修行及び念について調べることも許しません!
これが守れないようであれば、君に教えることはもう何もありません。
どうですか?」
ゴ「分かった。ちゃんと守るよ」
するとウイングさんはゴンの左手の小指に"誓いの糸"を結び付けた。これを見て常に約束を忘れぬようにとウイングさん。
ウ「キルア君、Aさん。ちょっと」
そう言われ、私とキルアはゴンを置いてロビーへ向かった。
ウ「キルア君、Aさん。君達の本当の目的は何なのですか?」
キ「いや、目的って言われてもなー、最初とかなり主旨変わってきてるし。
ズシとあんたに会わなきゃオレとAは小遣い稼ぎだけのつもりだったし、ゴンはヒソカってやつと戦うために武者修行に来てるんだ。それだけだよ」
『200階クラスの人達はほとんど最上階が目的らしいけど、バトルオリンピアだったっけ?私はあんまり興味無いなぁ』
キ「オレも。ゴンは分からないけど…」
と足をブラブラさせるキルア。
キ「あいつ口ではヒソカと戦えればそれでいいとか言ってるけど、昨日の試合のやり方……あれは、スリルを楽しんでるみたいだったからな」
ウ「命さえ落としかねなかったあの状況を楽しんでいた……と?」
キ「ああ。オレもそゆとこないわけじゃないからわかるんだけどさ。オレなら場所と相手を選ぶけど、あいつは夢中になったら見境なさそうだしな…」
でも同じ約束を二度破るような奴じゃないから大丈夫!とキルアは苦笑いする。
ウイングさんは目を伏せ、何かを後悔している様子だった。
『もう遅いと思うよ。キルアもゴンも知っちゃったし、教えることを辞めるなら、他の誰かに満足するまで教えてもらうと思う。キルアとゴンは』
キ「責任感じることないよ。オレの兄貴もヒソカも、Aも…念の使い手だったんだから、何れオレもゴンも念に辿りついていた」
ウ「……分かりました。途中で降りる気なんてありませんよ。むしろ伝えたい事が山ほどありますから。
ズシが宿で待っています。君達も一緒に修行するといいでしょう」
キ「いや、いいや。抜け駆けみたいでやだからさ。ゴンが約束を守れたら一緒に始めるよ」
『ちなみに私も同意見!』
ウ「ゴン君に伝えてください!燃える方の燃の修行なら認めると!点を毎日行うようにと!」
キルアは片手を上げて返事をした。
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作者名:まりも | 作成日時:2021年2月19日 2時