【HxH】奴*隷少女 2【キルア】 (ページ11)

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59話ゴンVSギドページ11

《さぁ、今日は大注目の1戦です！！》

天空闘技場225階闘技場。
観客の歓声に包まれて、ゴンはギドとの試合に臨んでいた。

これが初めての試合…。
キルアと私は観客席から緊張した面持ちでゴンを見守る。

《破竹の勢いで勝ち上がってまいりましたゴン選手が早くも登場！対するギド選手はここまで5戦して4勝1敗とまずまずの戦績を残しています！》

実はゴンやキルアはウイングに念を目覚めさせて貰った時、ウイングから2ヶ月は戦うことを我慢するように言われていた。

『約束…破っちゃったね…』

キ｢あぁ…でもそんな奴だよな｣

『うん…』

私達は苦笑しながら話した。

｢始め！！｣

ギ｢ボウズ…初戦がオレで良かったな。オレは非力だから、死ぬことはなかろう｣

ゴ｢！？｣

ギドが手を広げると、独楽は10個に増えた。

《出ました！ギド選手の舞闘独楽！！10コの独楽を自在に操り、敵を攻撃するという彼独特のスタイルです！》

ギ「行くぞ！戦闘円舞曲(戦いのワルツ)!!」

ギドの出した独楽は各自でぶつかり、その反動によってどこからとも無くゴンを襲う。

そのうちの一つがゴンの背中を直撃した。

ゴ｢ぐっ……！！｣

｢クリーンヒットォ！！｣

念を込めた独楽は何時間でも回り続ける、とギド。

ゴンが立ち上がろうとするも、攻撃はどんどんゴンに入ってくる。

『ゴン…！』

ゴンにどんどん襲いかかる独楽。見ていられるものではない。

キ「A、あれって念なのか？」

『うん…。念を使えば、色んなことが出来る。』

キ「へぇ…。」

と話しているうちにゴンはあと1ポイント取られると終わりという展開になっていた。

やっぱり念をしっかり使える人と戦うのはダメだ…。
相当な力の持ち主じゃないと勝てっこない…。

暫くゴンを見ていると、ゴンは"纏"を解いた。

『え…何やってんの？！ゴン…！』

キ「ゴン!!」

ゴンは"纏"を解くと、"絶"を使い始めた。

『キルア達、もう絶習ったの？！』

キ「絶…？聞いたことない。習ってねぇ…」

……てことはゴンは育った環境か、何処かで身につけた…？嘘でしょ…凄すぎる…。

『例え避けられたとしても…。気を抜いたらゴンに独楽が当たる…。そうなったら生身の体は…』

私がそう言うと、キルアは顔を青ざめた。

キ「クッソ！バッカ野郎！念の攻撃を受けちまったら、生身の体は一溜りもないんだぞ！」

『どうして今なの……？！』