49話 天空闘技場 ページ1
私達は先頭まで辿り着き、受付の人の前へ行く。
「天空闘技場へようこそ。こちらに必要事項をお書き下さい」
｢キルア＝ゾルディック様は2054番、ゴン＝フリークス様は2055番、A＝ミナージュ様は2056番。
1回闘技場ではこの番号でお呼びしますのでお間違いのないように。では中へどうぞ｣
私達は説明を受けたあと、歓声に包まれた会場に着いた。
｢『うわぁ〜！』｣
想像してたけど…やっぱ女性いない！！嘘でしょ…！
キ「懐かしいな〜！ちっとも変わってねーや」
『え？キルア来たことあるの？』
キ｢ああ、6歳の頃かな。無一文で親父に放り込まれた。
"200階まで行って帰ってこい"
ってね。その時は2年かかった」
6歳の頃にたったの2年で…。流石ゾルディック家の期待の星…。
《1973番・2055番の方、Eのリングへどうぞ》
ゴ「あ、俺だ…うぅ〜、緊張してきた！」
緊張するゴンにキルアは耳打ちで何かを伝えていた。
｢うん！わかった！｣と言うと、直ぐにリングへ向かって行った。
『キルア、何を言ったの？』
｢まぁ見てなって〜！｣
二ヒヒと笑うキルア。私は前を向きゴンを見る。
「おい見ろよ、ガキだぜ」
「へいボウヤ！逃げるならいまだぜ！」
「遊びじゃねーんだぜ‼」
大人しかいない闘技場で子供をからかう声か飛ぶ。
「それでは、始め‼」
その合図と共に相手はゴンに殴りを入れるが、ゴンはそれを避け、ゴンは思いっきり片手で相手を吹き飛ばした。
『WOW……』
キ｢よしっ！｣
『もしかして…これのこと？試しの門のやつ…』
キ｢あぁ！お前も開けたんだろ？試しの門を1人で｣
『うん。まぁね！』
キ｢なんの扉まで開けたんだ？｣
『4の扉！』
そう答えるとキルアは固まってしまった。
キ｢…マジなやつ？｣
『え、マジなやつ』
キルアは目をぱちぱちさせながら私を見つめる。
私は首を傾げる。
ゴ｢ただいまー！｣
リングから上がってきたゴンが声を掛ける。
『ゴン！おかえり！凄かった！』
ゴ｢えっへへ！ありがとう！｣
その後、キルアと私の試合も呆気なく終わり、エレベーターに乗る。
スタッフさんが天空闘技場のシステムを説明してくれた。
｢·····40階に下がるシステムです。｣
｢へぇー｣｢そんでさー｣『うんうん』
と話していると
｢100階をクリアすれば専用の個室を用意してもらえるらしいですよ！｣
後方から声がし、私達は振り向く。
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
