8話 ページ9
ぬかるみが酷い湿原の中をまた走り出す。
レ｢ちっ、またマラソンの始まりかよ｣
レオリオのため息が聞こえた。
『霧が濃くなった…』
キ「ゴン、A、もっと前に行こう」
ゴ「うん！試験管を見失うといけないもんね！」
『それもそうだけど…』
後方を向くAにキルアはこくっと頷く。
キ｢ああ…ヒソカから離れた方がいい。あいつの傍にいるとやばいぜ。匂いでわかる｣
ゴ「匂い？」
そう言いながらくんくんと嗅ぐゴンに私はそういうことじゃないよとツッコミそうになった。
ゴ「ふーん…匂わないと思うけど…
レオリオー！クラピカー！キルアが前の方に来てた方がいいってさー！」
キ「おい！緊張感のないやつだなー」
レ「ドアホー！行けるもんならとっくに行ってるわーい！」
ク「構わずっ！先に行け！」
クラピカとレオリオは疲れている様子。
ゴ「えぇ〜…」
キ「行くぞ、ゴン」
そう言って私とキルアはスピードをあげる。
ゴ「あ、待って！」
『どんどん霧が濃くなる…』
走っていると遥か後方で何人もの悲鳴が聞こえた。
『また悲鳴？』
ゴ「なんだかさっきからあちこちから悲鳴が聞こえてくるね」
キ「油断するなってことさ」
ゴ「レオリオとクラピカ、大丈夫かなぁ…」
後ろを見ながら心配そうに話すゴン。
『私も心配だなぁ…』
「ん？」
というキルアの声に足を止めると私達の部分だけ切り取られ、真っ逆さまに落ちていった。
何かに丸呑みされたらしく、ゴンは「どうしよう…」と考えていると、急に外に吐き出された。
ゴ「あはは。俺達、口に合わなかったみたいだね」
『だね』
と笑っているとキルアがトンパさんがくれたジュースを見せた。
ゴンは「助かっちゃったね」と言うが、キルアの方は少し悔しそうに「これが無くても脱出出来たけどな」と放った。
『うわぁ…ベットベト…』
カエルの胃液で全身がベトベトになる。
ゴ「試験の間にシャワーとかあったらいいね…」
今すぐにでもお風呂に入りたい気分だが、我慢して立ち上がった。
ゴ「やっぱりレオリオ達が心配だなぁ…」
ボソッと呟くゴンにキルアは先を急ごうぜと走り出す。私もキルアについて行った。
どんどん走っていくと運良く先頭集団を見つけることが出来た。
キ「よっしゃあ、集団に追いついたみたいだぜ！ゴン、A…」
後ろを振り返るキルアは口を止めたので不思議に思い振り向くとそこにゴンの姿は無かった。
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます！！ (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…（泣） (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます！(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです！これからも更新頑張りますね！´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも x他1人 | 作成日時：2021年2月5日 0時
