45話 ページ46
私は薄暗い廊下に出て、扉の隣で座って待つ。
数分後、微かに足音が聞こえ廊下の方を見る。
そこに歩いて来たのはキルアだった。
キ「A……?」
『キルア……』
違う、今はそんな時じゃない。親子水入らずの会話が待ってる。
キ「その…ご…『キルア!シルバさん待ってるよ!』」
キルアは私の言葉にハッとして、こくりと頷き扉を開けて入っていった。
私は下に俯き、キルアとのお話を心待ちにした。
_ガチャ_
扉が開く音がし、私は立つ。
ギ「A…本当にごめん…。オレ…どうしていいの…ガバッ!」
私は咄嗟にキルアに抱きついた。嬉しくて涙が頬を伝う。
『キルア〜〜!会いたかったよぉおお!!!』
キ「ッ!!その…お腹大丈夫か…?」
『グスッ__あれ、そういえばもう痛くない…?』
キ「え…?」
私はキルアから離れ、お腹を見る。突いても痛くなかった。私は服をめくり、お腹を見る。
そこには傷一つ無く、元の素肌に戻っていた。
『キルア!!もう治ってる!ほら!』
バチコーンッッ!!!
『イッタァァ!何すんのさ!』
キ「お前の方が何してんだよ!」
と顔を真っ赤にさせながら言うキルア。
『え?キルアに治ったよ!って報告したんだけど?』
「そういう事じゃなくて…!あーもう!お前危機感持てよな!オレも男だぞ?!」
『え…キルア変態かよ!』
「はぁ?!お前ほんと危機感ねぇな!」
ともう1発私にゲンコツを喰らわす。ほんとキルアのゲンコツマジで痛いんだから手加減したよ…。
私達は色々言い合いながら薄暗い廊下を歩く。
「キル」
『あ…』
「無駄よ。3人は帰ったわ。独房に戻りなさい」
「やだ。俺行くよ」
「キルーーー!」
と大きな叫び声と共にキキョウさんの手が伸びる。
が、ハッという声を上げながら、手は直前で止まってしまった。
「どけよ…行くぞ」
私の手を引きながら、キルアはキキョウさんの反対を押し切った。私は軽く会釈をしながら家を出た。
「キルア様。お待ちしておりました」
「ゴトー!ゴンは今何処にいる?お前知ってるんだろ?」
「ゴン様とお連れのお2人は、カナリアの案内で此方へ向かっておられます。直ぐにいらっしゃいますので、お部屋でお待ち下さい」
私達は部屋に入り、ゴン達を待つ。
「チョコロボ君食う?」
『え!いいの?!食べる!』
私はキルアとチョコロボ君を何個も食べた。
「そういえば、お前そのお腹の傷どうやって治したんだ?」
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます!! (2021年7月8日 21時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…(泣) (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます!(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです!これからも更新頑張りますね!´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも x他1人 | 作成日時:2021年2月5日 0時