36話 ページ37
ギ「あーよかった。これで戦闘解除だね。はっはっは。ウソだよキル、ゴンとA殺すなんてウソさ。お前をちょっと試してみたのだよ。」
『…嘘だよ…。』
そう、彼の目に嘘は無かった。
クラピカとレオリオは私を見つめて?マークを浮かべるが、ギタラクルはお構い無しにこれではっきりした、と続ける。
ギ「お前に友達をつくる資格はない。必要もない。今まで通り親父やオレのいうことを聞いて、ただ仕事をこなしていればそれでいい。ハンター試験も必要な時期が来ればオレが指示する。今は必要ない。」
ギタラクルはキルアの頭に手を置き、耳元でそう答えた。
その後のキルアは抜け殻のようだった。
私やクラピカ、レオリオがなんと話しかけても反応してくれなかった。
とりあえず試合を続行しようという流れとなり、キルアを端に連れてゆく。
次の試合はレオリオとボドロだった。レオリオに声援を送る。
ボドロとレオリオがよろしく、と挨拶を交わす。
《始め!》
その合図と共に隣のキルアが一瞬で消えた。
待て…さっきキルアの頭に針を…?!まさか…?!
ふと前を見るとキルアは有り得ないスピードでボドロの背後へ回って行くキルアの姿が見えた。
キルア…殺す気だっ!!
私は瞬時にキルアの元へ急ぐ。
早く…早く…!!急げ!!間に合え!!!
ザクッッ!!
刺された瞬間、皆の動きはピタリと止まる。
『ーーーッ!!』
キ「A……?」
『…よかった…無事で……』
激痛に私は倒れそうになるが、そこを堪えキルアを見つめて微笑んだ。キルアは目を見開いて私を見る。
キ「なんで……!?」
『なん…で…?キルアを…友達を…助けたかった…からだよ…』
キ「ッ!!」
『ごめ…ん…話せそうに…ないや…』
キルアはハッとして私のお腹からゆっくりと腕を抜く。更なる痛みに私は倒れてしまった。
重たい瞼をゆっくりと開ける。
目を覚ますとそこには私を見つめるゴンがいた。ゴンは私が目を覚ました事を確認すると、飛びっきりの笑顔を私に向けた。
ゴ「よかったぁ!目を覚ましたんだね!」
そう言ってゴンは私の左手を持ち上げた。
『ゴン…骨折…大丈夫なの?』
ゴ「俺は全然平気だよ!Aの方が酷いのに何言ってるの?!」
ゴンは目に涙を溜めながら私に言った。
サ「目が覚めたのですね」
『サトツさん…?!』
ゴ「俺も気絶して眠ってたんだけどサトツさんに全部聞いたよ…」
『そうなんだ…』
サ「そうそう、Aさん」
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます!! (2021年7月8日 21時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…(泣) (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます!(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです!これからも更新頑張りますね!´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも x他1人 | 作成日時:2021年2月5日 0時