26話 四時試験 ページ27
タワーの外に3日ぶりに出た一同は現れた三次試験の試験官、リッポーと出会う。
「諸君、タワー脱出おめでとう。」
残る試験は、4次試験と最終試験のみなのだそうだ。
「4次試験はゼビル島にて行われる。」
そして、リッポーが用意したのは箱。
「これから、クジを引いてもらう」
「クジ……?」
これで一体何を決めるんだ?と首を傾げる受験者達。
「狩るものと狩られる者。」
にっ、と笑うリッポーのメガネが光った。
この中には、25枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君らの受験番号が入っている。今から1枚ずつ引いてもらう。」
タワーを脱出した順にくじを引く。
A達受験者が何番を引いたのかは全て機械に記憶されているため、引いたカードは処分してもらっていい、とリッポー。
「それぞれのカードに示された番号の受験生が、それぞれのターゲットだ。奪うのはターゲットのナンバープレート。」
ターゲット、そして自分自身のナンバープレートは3点分。それ以外のターゲットは1点にしかならない。
「最終試験に進むために必要な点数は、6点」
それからは皆、誰とはなく自分のプレートは胸から外し、懐にしまいこんでいた。
誰とも会わず、会話もせずに情報を遮断していた。
私は暇だったのでゴンの所へ向かう。
『やっほ』とゴンに言うと、丁度キルアもやってくる
キ「よ。……何番引いた?」
ゴ「キルアは?」
キ「ナイショ。Aは?」
『何番かなぁ?』
「「『……』」」
「「『えっへへ』」」
キ「安心しろよ、俺のターゲットは2人じゃない」
『私も2人じゃないよ〜!』
ゴ「俺もだよ!」
キ「……せーので見せっこするか?」
せーの!と出し合ったカードには、44、198、199の数字が。
キルアとAは、44を引いたゴンに驚く。ゴンのターゲットはヒソカだったのだ。
『えええ…』
キ「……マジ?お前クジ運ないなー」
ゴ「やっぱり?」
キルアとAの、誰の番号だっけ?とゴン。
『んー、番号が続いてるのが気になるけど』
キ「やっぱしわかんねー?他のやつの番号なんか全部覚えちゃいないもんな。」
説明聞いて周りを探すも、皆プレートを隠したあとだった。せこいよなー、と呟いたキルアが、ふとゴンを見ると、ゴンは震えていた。
『ゴン、嬉しい?怖い?』
「両方、かな」
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます!! (2021年7月8日 21時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…(泣) (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます!(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです!これからも更新頑張りますね!´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも x他1人 | 作成日時:2021年2月5日 0時