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『謙杜は自分のこと、好き？』
Aちゃんの言葉になにも返せなくて
『恭平さ、最近歌とかダンスとか上手なったって褒められてるけど。
あいつeternalとかALIVEの時死にものぐるいで練習しててね』
大橋くんとじゃれあってる高橋くんを見ながらAちゃんは静かに続ける
『ぎりぎりまでレッスン場残って、自主練して。いつもはうるさいくらいうち来たり、寄ってくんのに
静かすぎて怖いくらい…。必死にやってた』
はぁー、きっつ！って言いながら大橋くんとALIVEを終えて。
はははって笑う大橋くん。
倒れ込む高橋くんをAちゃんはいつも寂しそうに、少し遠くからながめてたっけ
『恭平も、みっちーも謙杜も。みんなレベル上がってさ、追いつけへん…って泣いちゃうくらい』
長「え？誰が…」
『私が笑』
そんなわけない。だってAちゃんは僕より全然歌もダンスも上手いのに
『私、昔からダンスほんっまに苦手でさ』
長「どこがですか」
『死ぬ気で練習した！
…毎日残って、廉くんや康ちゃんに付き合ってもらったり、流星とひたすら踊って体に染みつけて』
『絶対女やからって引けを取りたくなくて。苦手やから馬鹿みたいに繰り返してた』
今も振り付け覚えんの遅いやろ？
とAちゃんは笑う。
教わった時の飲み込み自体はそんなに早いイメージはない。
でも、
次に通す時にはいつも完璧に仕上げてくる。
『やから今も、教わったらめちゃくちゃ練習してんねん笑出来るようになるまで』
だからね、とAちゃんはこっちをみて
『恭平がAはダンス完璧よな、って褒めてくれた時ほんまに嬉しかってん』
と目を細める。
『努力が必ず報われるかは分からないけど、報われた人はみんな努力してる
見えないとこで、絶対』
と、遠くを見据えて
『だから謙杜はめちゃくちゃ努力したんやなって分かるよ』
長「…Aちゃん…」
『だってほんまに、上手になったもん
悔しいくらい可愛いし、
突拍子もない面白い爆発力持っとるし。
…私はそんな長尾謙杜が大好きやで』
目から溜まってた涙がボタボタと落ちてきて
そんな俺にAちゃんは笑いながらタオルで拭ってくれる
『あ、大丈夫やで、未使用やから』
長「ふは笑」
そんなん気にしないのに
『私ファッションセンスも無いけどさ、
謙杜がプロデュースしてくれるキラキラの可愛い衣装でお姫様になれた気すんねん』
『謙杜じゃなきゃ、ダメだよ』
Aちゃんが優しく頭を撫でてくれる
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りな∞(プロフ) - mioさん» 1からなんてとても嬉しいです(;_;)ドライフラワー作者も好きな曲なので考えさせて頂きます！ご希望に添えるか分かりませんが宜しければお待ちください！ (2021年1月13日 0時) (
レス) id: 893f140170 (このIDを非表示/違反報告)
mio - 1から楽しく読ませて頂いています！もし可能だったら恭平君とのけんか？期間中で優里さんのドライフラワーという曲の夢主ちゃん目線お願いできますか？無理だったら大丈夫です…。 (2021年1月13日 0時) (レス) id: 946c26b65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2021年1月12日 14時
