こんな夜は ページ14
〜？side
『もしもし？』
『…今日は友達と凄く飲んだの、…ごめん』
「もう遅いで、はよ帰り」
『今おうち？』
「うん」
『…あなたはお酒飲まへんかったん、？』
「うん」
『そか…、
じゃあこのことはまたあなただけが覚えてそうやね』
「…うん」
『…会いたい。
会いに行っても、いい？』
「いや、」
『…あなたの好きな物いっぱい買ってくから。』
「…」
『待ってて、
タクシー乗るな』
「…俺たち別れたやん」
「俺たち、もう別れたんやで」
『…』
「だからもう帰る時、電話してこんくてええよ」
違う。
バカ、俺…
『そっか、ごめんな、ーーくん』
待って、違うんや。
ほんまは…
ー
末「あ、起きた。」
佐「珍しいですね、お昼寝なんて」
リ「疲れ溜まってたんちゃう？」
正「うなされとったみたいやけど、大丈夫？」
「…あ、え、？」
夢？
健「大晴？」
福「ふ、夢か笑」
健「？」
福「なんか、変な夢見たわ」
佐「どんな夢ですか？」
福「んー、忘れた」
末「なんやねん笑」
昨日見た韓ドラのせいなんかな
こんな不思議な夢を見たんは。
そもそもAと別れるはおろか、付き合ってもないし。
だけど、夢の中の君の声が、あんまりも悲しそうで
もしも俺が、
君と付き合えたら
悲しそうな顔、させへんのに
いつだって笑わすし
駆けつけるし
絶対に突き放したりせーへんのに。
『大晴君！』
君の向けてくれる真っ直ぐな笑顔に
福「A、」
ほんまはきっと、俺らの好きは釣り合っとるのに
丈「ほんまにAは大晴好きよな」
佐「えーなー大晴君。Aちゃんにあんな好かれて」
いや、きっと。
俺の方がAへの好きはでかくて。
この歳にもなって拗らせとる俺の恋心。
分かってんねん、
俺の好きと、君の好きは違うってこと。
どーして素直になれへんかったんやろ
『大晴君、大好き』
福「…俺も好きやで」
分かっとったのに。
君が確かに、俺を好きでいてくれたこと。
あの時は妹のように可愛いと思っとったし、
そういう好意になんて返していいか分からんくて。
気づけば君の心は別の人の元へ
『ほんまに好きー！大晴君！』
福「ありがとう、」
俺も好き。
どーして返せないんやろ、
俺は君が、
ナツオレの収録帰り
『大晴君、豚まん半分こせーへん？』
福「えーよ」
夜も更けた暗闇の中、君は目を輝かせながら豚まんを頬張る
福「好きやで」
『私も！』
夜もすがら、君想ふ。
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りな∞(プロフ) - mioさん» 1からなんてとても嬉しいです(;_;)ドライフラワー作者も好きな曲なので考えさせて頂きます！ご希望に添えるか分かりませんが宜しければお待ちください！ (2021年1月13日 0時) (
レス) id: 893f140170 (このIDを非表示/違反報告)
mio - 1から楽しく読ませて頂いています！もし可能だったら恭平君とのけんか？期間中で優里さんのドライフラワーという曲の夢主ちゃん目線お願いできますか？無理だったら大丈夫です…。 (2021年1月13日 0時) (レス) id: 946c26b65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2021年1月12日 14時
