なにわのAぇ女子2 (ページ38)

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恭「お前が負けず嫌いで誰より頑張っとること1番近くで見てんねんで？

俺こそ、お前に負けたくない、かっこ悪いとこ見せたくないって思いで必死にやっとるんやし。」

ダバダバと涙が止まらない私に恭平は困った顔のまま

恭「お前に泣かれると俺、どーしてええかわからんねん笑」

なんて言う。

恭「ほんまは怒りに来たんやで。
丈くんの分も。無理しすぎて倒れたりしたら本末転倒やろって」

『…本末転倒なんて言えてんの』

恭「ふ。賢いやろ」

『誰の受けうり？』

恭「…内緒。ってコラ。話を逸らすな」

『おん、ごめん』

ふふと笑うと

恭「大橋くんへもそうやし、楽屋でも全然いつも通り装えてへんかったから。みんな心配してたで」

『…うん、』

恭「ごめんなさいして戻ろ。ちゃんと休憩して一緒に振り確認しよ。
なんぼでも付き合うから。」

『…っ、おん』

恭「あー！また出てきちゃったやん！１回笑ったのに！もう、泣かんといてやー、」

ってまたオロオロしだす恭平に笑ってしまう。

『一緒に謝りに来てくれる、？』

きゅっと恭平のパーカーをつまむと

恭「…しゃーなしやで？ほんま。」

『ありがとう！』
と笑うと
俺、Aに甘すぎよなぁ、って反省している恭平。

恭平と手を繋いでみんなの元へ戻り、ちゃんとごめんなさいをしたら少し怒られたけど笑って許してくれました。

ちなみにお弁当とはっすんのプリンは完食しました。

泣かれると困るといったあなた。

「だからさ、…ずっと笑っとってや」

あなたの一言で私は笑って生きていける。
そんな事をね、ほんまに思ってしまったんよ。