なにわのAぇ女子2 (ページ14)

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辛いものに強くなろう！ページ14

午後20:30。

私たち行きつけのラーメン屋さん。

待つはただひとり、この男小島健。

健「よぉ。悪いちょっと遅れたー」

彼はこれから先の試練も知らずにノコノコと10分も遅れやがりましたけども。

まあええんですよ？？
余裕こいてられるのは今だけなので？

『ええよええよ。さ、入ろ』

健「え、なに？なんかきもない？」

ぁ？
と思うのも抑えつつ
『今日は私が食券買うから先座っとき！』

健「なになに？！なんか怖いねんけど笑」

えー、ありがとうーなんて言いながらヘラヘラ席に着く健。

今日はとある秘策があんねん。

店「あいよ！Aちゃんのいつものと小島くん特性！唐辛子増し増し激辛ラーメン一丁！」

『いよっ！待ってました！！』
ふーふー！と盛り上がる私に

？を浮かべている健。

『今日は前回のお礼にAちゃんが奢ったるから！ほら遠慮せんと！
餃子もあんで！！』

ニコニコとラー油を有り得んくらいぶちまけて

『さ！お食べ』

と箸を勧めると

健「はぁぁぁぁ！？ちょ、まって！何これ！？俺いつものが食いたかってんけど！！！！」

ここまでセッティングしてやったってゆーのにこいつ。

『いいからはよ食えや』

健「いや口悪！なんで？！俺なんかした？」

『店長があんたのために作ってくれた特性ラーメンやのになんで罰ゲームみたいな言い方しとんの？

ほら見てみぃ！ちょっと悲しそうな顔しとるやんけ！』

びしぃっと指さすと

健「そ、それはごめんなさい！
…え？笑待ってなんなん今日笑」

『俺なんかしたっけちゃうやろ！あんた男塾どーなっとんねん！』

健はすぃーと目をそらす。