なにわのAぇ女子2 (ページ11)

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side大橋
鏡の前に座っていた恭平は俺に気付くと

恭「大橋くーん、」

と情けない声で呟き抱きついてきた。

和「モテ男は辛いな！笑」

恭「もーほんまですよ、笑」

わしゃわしゃと髪を掻き乱して

恭「Aが話してくんないっす」

和「むくれとったもんなぁ笑」

恭「はぁー、もうなんなんマジで訳分からん」

和「Aは恭平に自分を選んで欲しかったから拗ねてるんやろ笑」

恭「でも、だって。あれってベストコンビの賞を狙うならって話しじゃないすか。
仕事面のこととかライブでのグループ分けとかで考えたらシンメやしみっちーやと思いません？」

俺、アホなりにこれでも考えたんすよ。と恭平が意気込む。

和「んー、難しいとこやけどさぁ。
ただAはいつでも恭平の1番でおりたかったんやない？笑」

恭「でもアイツは小島くんか、大晴君とか選ぶと思ったし…」

和「だけどなつは恭平って書いてたで？」

と言うと恭平は顔を曇らせる。

和「Aもさぁ、素直じゃないとこあるけど恭平のこと大好きやん。やからこんなわがままも言ってしまうんやろうけどさ。

大目に見たってや笑」

と笑いかけると恭平は頷いて立ち上がった。