なにわのAぇ女子 (ページ6)

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こじなつ！ページ6

『ラーメン食べたい』

私の突拍子もない思いつきに付き合わされるのは

«らーめん。10時半いつものとこ»

«俺が行かへん言うたらどーするん？»

«どうせ暇やろ？»

«しゃーなしやで»

こんなメールの後、合流する
この男。

健「うぃ。おつかれ」

『おつかれサマンサ。またきてしかく～』

健「いつものでえーよな？」

『おん！』

健は慣れたように自分のと一緒に私の食券を買ってくれる。

塩ラーメン、チャーシュー大盛り油少なめ麺硬め。

同期の彼とはグループ結成前から何度こうしてふらっと出かけたことだろう。

出てきたラーメンを頂きますをしてすする。

食べてる最中は無言。
これもいつもの事で全く気まずさもない。

グループこそ違うけど、歳も同じで関ジュ1気心しれた仲間と言っても過言じゃ無い。

スープまで飲み干して一休み。

健「こんな時間にラーメンとか俺ら罪やな」

『おん、ほんまに笑』

特に話がある訳でもない。
会話もない。
だけどなんとも居心地のいい。

健「つーかお前。この前のモノマネ笑」

『あ、見たぁ？笑
男気ないウォーターを1つぅ！』

健「アホお前やめてくれよ笑」

『似てたやろ？笑』

健「似てたけども！笑」

ひとしきりはしゃいだ後は、お腹いっぱいで私は眠くなる。