なにわのAぇ女子 (ページ33)

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side高橋
和「そいえば昨日どーだったん？A」

恭「Aすか？詳しいことはよくわかんないんすけど、丈くん達とケンカしたってもうベタ甘でした」

和「ベタ甘かぁ。絶対可愛ええやん」

恭「あれは可愛かったっす」

Aの好きそうなスイーツ屋さんがテレビで特集されとって、伝えたろーって軽い気持ちで3人の部屋に行ったら

Aは居らんし、空気は重いし。

だからとりあえず
恭「そんなら俺、A探してきますわ」

丈「ほっといたらええて。もう大人やろ」

大人ってなんなんか俺はアホやからよく分からんけど。

恭「でもどっかで悲しい顔してるなら嫌じゃないすか」

どっちの部屋にも居らんってことはみっちーたちの部屋しか無いから行ったら案の定。

みっちーの隣におったAは俺の顔を見るなり

きょへ、と零して両手を広げる。

普段はツンが多めなAが2人きりでもないのに甘えてきたのが可愛くて

抱き寄せたAは風呂上がりのえー匂いがして、そのまま俺の膝で寝てもうけど

こっちは平常心でおるのに必死やった。

そんなことあいつが分かるはずもないんやけど。