なにわのAぇ女子 (ページ23)

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ホテルの浴衣に首にかけたタオルで頭を拭きながら出てきたみっちー。

西「道枝ー、ほら牛乳…って、あれ？なつやん」

『2人は部屋風呂やないんや』

道「せっかくやし、2人で大浴場行こうかーってなって。」

と明るくいったみっちーがきょとんとした顔で

道「なんかありました？」

と首を傾げる。

『…けんかした。』

道「え、誰と？」

『……』

西「なんかやらかして2人に怒られたんちゃうん。」

道「流星君おるのにケンカなんて珍しいですね」

『……』

黙りこくる私に

西「はい、とりあえずこれ持って俺らの部屋行くで。」

と、自分用であっただろう瓶の牛乳をくれた。

『…』

それでも動かない私に

西「上でアイスも買ったるから。」

のトドメの一言で私は立ち上がる。

呆れて笑う大ちゃんを横目にオロオロしているみっちーの浴衣の袖をちょこんとつまむ。

道「？？」

『連れてって』