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「ファイアボルトがあるじゃないか！」
ロンの言う通り
ファイアボルトは魔法界でも1番の箒で
クィディッチが好きなら誰もが憧れる1品
賑わいが落ち着いて静けさを取り戻すと
夜が更ける前にと談話室からは人が減っていく
｢俺達も部屋に戻るけど
君たちも夜更かしするなよ｣
フレッドとジョージが声をかけにきて
｢ん？｣
｢なんかついてるか？｣
私が黙って2人の顔を見つめていると
双子は不思議そうな顔をしながらお互いの顔を確認し合う
『フレッドとジョージなら大丈夫
私が保証するわ』
｢…うん？｣
フレッドもジョージも今日は一段とやかましく元気だった
少し、不自然なくらいに
それがプレッシャーを撥ね除けるためで
チームのみんながそんな双子の姿に救われていることも知っている
でも
そんな2人だって本当はプレッシャーを感じていることも
知ってる
『応援席じゃなくて、すぐ側でちゃんと見てるよ
2人なら、大丈夫
スリザリンに負けたりしないわ』
背伸びをして双子の頭を撫でれば
｢…ぁー、｣
2人は曖昧に目を逸らして
｢格好悪いところ、見せたくなかったんだけどなぁ｣
と眉を下げながらも大人しく撫でられていた
『おやすみ、フレッド。ジョージ』
｢ああ、おやすみ｣
｢おやすみ、A｣
｢明日、勝つぞ｣と拳をあげて2人は談話室の階段を上がって行った
・・・
｢ジョージ・ウィーズリーの素晴らしいブラッジャー打ちで、ワリントン選手、クアッフルを奪われました！
奪ったのはジョンソン選手です！｣
リーの白熱した実況が響く
アンジェリーナがそのままゴールを勝ち取り
フィールドの端からぐるりと旋回しながら 拳を突き上げると
応援席の方から歓声が上がる
その瞬間
フリントに体当たりされたアンジェリーナが危うく箒から落ちそうになる
「悪かった！」
フリントの言葉に周りからブーイングが起こる
「悪いな、見えなかった！」
フレッドが棍棒をフリントの後頭部に投げ付け
フリントが突んのめって箒の柄にぶつかり、鼻血を出すと
｢それまで！｣
試合を止めたマダム・フーチは
スリザリンとグリフィンドールそれぞれにペナルティを課した
｢そりゃないぜ！先生！｣
フレッドが抗議したものの取り下げられることはなかったけれど
チッと悔しそうに箒を走らせるフレッドをアンジェリーナの目が追う
(…あんなの、好きにならないはずがない)
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りな∞(プロフ) - フーセンガムで空飛びたいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません🥲これからもお楽しみ頂けるように頑張ります✨ (4月25日 22時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - にょむさん» 大変お待たせ致しました😭嬉しいお言葉ありがとうございます！ (4月25日 21時) (レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - はーまいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません😭別作品までご愛読頂いているなんて嬉しい限りです…！ちまちま更新にはなりますが少しでもお楽しみ頂けますと幸いです！ (4月25日 21時) (レス) @page20 id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
フーセンガムで空飛びたい(プロフ) - 何回読み返しても大好きな作品です！！作者様のペースで､この作品も更新してくださると嬉しいです！！いつまでも応援してます！！！ (4月21日 20時) (レス) id: 79a4119615 (このIDを非表示/違反報告)
にょむ - 長編で内容も細かくてこの小説の設定など全部が好きです。見た小説の中で上位に入るぐらいです。作者さんのペースでずっと待ちます👍これからも頑張ってください！ (3月11日 23時) (レス) id: 8d0ed58d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年1月29日 3時
