・ ページ19
「なんだよ？
スキャバーズになんの関係があるんだい？」
「大ありだ
頼む。見せてくれないか？」
真剣なルーピン先生に、ロンはたじろいて
「それはネズミじゃない」
突然ブラックのしわがれ声がする
「どういうこと？こいつはもちろんネズミだよ＿＿」
「こいつは
ムーニー…
パッドフット
プロングズ
ワームテール
ミミズの尾…？
“見ろよコイツの尻尾ってなんだがミミズみたいだよな”
“なんてこと言うんだよ兄貴！スキャバーズが可哀想だろ！”
(…まさか、)
「名前はピーター・ペティグリュー」
そんなはずない
だって
彼は、
「ピーター・ペティグリューは死んだんだ！
こいつが十二年前に殺した！」
ハリーがブラックを指さすと
ブラックの顔がピクリと痙攣した
ルーピン先生が彼らの学生時代について語り始めた時
彼の後をつけていたというスネイプ先生が姿を現した
スネイプ先生は学生時代から彼らと反りが合わず
憎んでいたという
「復讐は蜜より甘い
おまえを捕まえるのが我輩であったらち、どんなに願ったことか……」
ブラック達に近付こうとするスネイプの間にハリーが割って入る
「どけ、ポッター
お前はもう十分規則を破っているんだぞ
我輩がここに来ておまえの命を救っていなかったら＿＿」
「ルーピン先生が僕を殺す機会はこの一年に何百回もあったはずだ
僕は先生と二人きりで、何度も吸魂鬼ディメンター防衛術の訓練を受けた
もし先生がブラックの手先だったら、そういうときに僕を殺してしまわなかったのはなぜなんだ？」
「人狼がどんな考え方をするか、我輩に推し量れとでも言うのか」
あろう事かこの人は
「こいつに殺されれば、おまえの父親と同じような死に方をしたろうに
ブラックのことで親も子も自分が判断を誤ったとは認めない高慢さよ＿＿さあ、どくんだ」
ハリーのお父さんまでバカにした
彼が杖を動かすより先に手が動いて
私達の武装解除の呪文でスネイプ先生は壁に吹き飛んだ
真相を求める私達にブラックが告白した事実は
受け入れるにはあまりにも酷い残酷で
誰もが、ヴォルデモート卿に寝返り裏切ったのはシリウス・ブラックで
善良な友、ピーター・ペティグリューはその、被害にあって亡くなったと思っていた
だけど
真実は違った
逆だったのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 385人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りな∞(プロフ) - フーセンガムで空飛びたいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません🥲これからもお楽しみ頂けるように頑張ります✨ (4月25日 22時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - にょむさん» 大変お待たせ致しました😭嬉しいお言葉ありがとうございます！ (4月25日 21時) (レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - はーまいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません😭別作品までご愛読頂いているなんて嬉しい限りです…！ちまちま更新にはなりますが少しでもお楽しみ頂けますと幸いです！ (4月25日 21時) (レス) @page20 id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
フーセンガムで空飛びたい(プロフ) - 何回読み返しても大好きな作品です！！作者様のペースで､この作品も更新してくださると嬉しいです！！いつまでも応援してます！！！ (4月21日 20時) (レス) id: 79a4119615 (このIDを非表示/違反報告)
にょむ - 長編で内容も細かくてこの小説の設定など全部が好きです。見た小説の中で上位に入るぐらいです。作者さんのペースでずっと待ちます👍これからも頑張ってください！ (3月11日 23時) (レス) id: 8d0ed58d61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りな∞
| 作成日時：2024年1月29日 3時
