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「おー、おはようA
なにか飲むか？」
『おはよう。私も紅茶貰っていい？』
「はいよ」
湯気ののぼるマグカップを片手に
「よく眠れたか？」
『うん。ありがとう、リー』
私の隣に腰掛けるのはリー
双子はまだ寝息をたてていて
フレッドがジョージに抱きつきながら
ん゛、と声を漏らしながら眉をひそめている
「少しは落ち着いたか？
最近のA、俺らの目から見てもぶっ倒れる寸前だったからさ
アイツらも心配してたんだよ」
と呆れた顔で双子を見るリー
『そういえばリーに言っておきたいことがあって』
「なんだ？」
『私、フレッドにフラれたの』
「…うん？なんて？」
『だから、フレッドにふられた』
「誰が？」
『私が』
「誰に？」
『フレッドだってば
これ以上傷を抉るの辞めてくれない？』
「な…っ、はぁ！？いつ？！」
『クィディッチの打ち上げで』
口をパクパクさせているリーの反応を見るに
フレッドはジョージにはもちろん、リーにも話していなかったんだろう
「…なるほどな」
最近私が双子といなかった理由も
諸々察したらしいリーは
「お前ら、ほんっと…」
と呟いて大きなため息をついた
『でも、これで良かったと思ってるの』
「？」
『恋人になってたら多分、今ここにはいなくて
リーとこうして話をしてないだろうし』
「まぁそれはそうだけど」
『恋人になって終わりが来るなら
妹でも友達でもいいから傍にいたい』
そう信じないと潰れてしまいそうだったから
『私はフレッドたちのいない世界なんて生きていけない』
リーは自分の紅茶に口をつけて
「恋人＝永遠じゃないってわけでもないだろうに」
なんて言うけど
『それでも、フレッドを選んでジョージやリーと今みたいにいれなくなるなら
これもありだなって思うよ』
リーは何か言いたげな顔をしていたけれど
「そうかい」
と笑った
「いてっ！」
鈍い音が聞こえて、ベッドから転がり落ちたらしいフレッドが頭を抑えていた
「何すんだよジョージ！」
「こっちのセリフだ
俺は男に抱かれる趣味はないぞ」
ジョージは私たちをみるなり怪訝そうな顔をして
「…2人でなんの話ししてたんだ？」
と尋ねる
『内緒だよ』
「そんな赤い顔で何話してたのか、教えてくれよ」
『……え？』
ぐわんと視界が歪んで
意識を手放す前に見えたのは
慌てた顔で手を伸ばすジョージだった
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りな∞(プロフ) - フーセンガムで空飛びたいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません🥲これからもお楽しみ頂けるように頑張ります✨ (4月25日 22時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - にょむさん» 大変お待たせ致しました😭嬉しいお言葉ありがとうございます！ (4月25日 21時) (レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - はーまいさん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません😭別作品までご愛読頂いているなんて嬉しい限りです…！ちまちま更新にはなりますが少しでもお楽しみ頂けますと幸いです！ (4月25日 21時) (レス) @page20 id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
フーセンガムで空飛びたい(プロフ) - 何回読み返しても大好きな作品です！！作者様のペースで､この作品も更新してくださると嬉しいです！！いつまでも応援してます！！！ (4月21日 20時) (レス) id: 79a4119615 (このIDを非表示/違反報告)
にょむ - 長編で内容も細かくてこの小説の設定など全部が好きです。見た小説の中で上位に入るぐらいです。作者さんのペースでずっと待ちます👍これからも頑張ってください！ (3月11日 23時) (レス) id: 8d0ed58d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年1月29日 3時
