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途中で止めに入ったスネイプに連れられて
先生は
僕がダンブルドアを殺害出来なければ代わりに任務を遂行するという破れぬ誓いを立てたと聞いた
もう、後戻りは出来ない
破れぬ誓いを交わしたということは
僕が失敗すれば、スネイプも死ぬ
僕か、先生か
どちらかが必ずダンブルドアを殺めなければならない
ド「守ってもらう必要なんてない！
…成し遂げなきゃ」
(じゃなきゃ、殺される)
ス「怖いのだろう、ドラコ」
(怖い、本当は逃げ出したい)
ド「僕が選ばれたんだ！
僕の使命だ」
(誰か、助けて)
声にならない叫びは放たれることもなく
誰にも届くことなく
心さえも、枯れて
(なんとかしなくちゃ、
なんとか…、やらなきゃ)
(本当にこれでいいのか？
いや。良くなくたって、僕に何が出来る)
心の悲鳴を聞こえないフリをすることにも慣れた
呪いのネックレス
毒入り蜂蜜酒
ベラ｢いつまでちんたらやってんだい
そんな生ぬるいことで殺れると思ってんのかい？｣
ド｢…っ｣
ベラ｢わかってるだろうね？ドラコ
この任務を達成出来なければ…
あんただけじゃなくて周りの人間がどうなるか｣
ま、あたしはいけ好かないルシウスがどうなったって構わないけど、と
高らかに笑う声が頭に響く
(うるさい…)
ク｢あの方の話、聞かせてくれよ！
目をかけられているんだろ？｣
クラッブやゴイルの期待の眼差しも
パンジーの猫なで声も
ノットの何かを訴えかけるような視線も
何もかもが鬱陶しくて
全部、消えてしまえばいいのに
ベラ｢もうチャンスはないよ
これが最後だ｣
ド｢…分かってます｣
呪いのネックレスを運ばせるために利用したケイティ・ベルは
ダンブルドアの手にわたる前に、彼女が触れたことで聖マンゴ病院送りになった
(あんな奴、死んだって構わない…
僕は悪くない)
そう思っていたはずなのに
大広間でポッターと話す彼女の姿を見つけた時
何故か酷く安堵した
(違う、安堵なんてしちゃいけないんだ)
任務の失敗を悔やむべきで
邪魔な人間の死なんて当然なんだ
だから、僕は…
『…ドラコ！』
聞きなれた声が僕の名前を呼ぶ
『ドラコ…、お願い話を…』
来るな
もう僕に近づかないで
情けない思いをさせないでくれ
(結局、僕は
ポッターのように立ち向かう勇気も無ければ
人を殺められるような覚悟もない
中途半端なままだ)
ド「___これ以上僕に関わるな」
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りな∞(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます！わああ嬉しすぎます😭ドラコ視点私も心を痛めながら書いているんですがドラコの優しさと愛情が読者の皆様に伝わると嬉しいです🥺是非これからもお楽しみ下さい！ (4月7日 15時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 咲那さん» コメントありがとうございます！嬉しすぎるお言葉を頂けて私も泣きそうです🥲今後もぜひ見守って下さい (4月7日 15時) (レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 麗夏さん» コメントありがとうございます！大変お待たせしてすみません…。今後も楽しんで頂けると嬉しいです！ (4月7日 14時) (レス) @page8 id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - 本当に涙と鼻水が止まりません。この作品を読んでティッシュ1箱は使い切りました。ドラコsideは本当に泣けちゃうし心がすごく痛いです。また泣かせてください笑 更新待ってます。 (4月6日 4時) (レス) @page6 id: 06c640ba36 (このIDを非表示/違反報告)
咲那(プロフ) - コメント失礼致します。一気に読んでしまいました！こんなに切なくて苦しくなる素敵な作品に出会えて嬉しいです。深夜に何度も泣きました！これからも応援しております。 (3月20日 8時) (レス) id: 34a662b172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年1月22日 2時
