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太一「試合見に来たりしたら天童さんうるさそうだし」
『へーえ？』
太一「なんだよ」
『太一にとって、カッコいいバレーだったもんね？』
太一「…それ絶対あの人に言わないでよ」
『どうしよっかな』
太一「Aサーン」
・
・
・
バレー部の主将は、けんじろが
副主将を太一が引き継いだ
ニコイチレギュラーの2人に話がいくのは納得はせど
太一が【副主将】という立場を引き受けるのは意外だった
「俺には荷が重いっスよ」
「俺、まとめ役とか向いてねーし」
そんな風にのらりくらりと面倒ごとや大変なことをかわしてきた太一が
太一「副主将…やることになりました、」
とおずおずと報告してきた時はさすがに驚いた
賢二郎と一緒だから、というのもあったのかもしれないけど
それでも
日直の日誌だってまともに書かない太一が
部日誌は時間をかけて丁寧に、手を抜かない
賢「太一、なんだかんだちゃんと副主将やってるよ」
『うん、そうだろうね』
日誌を捲りながら賢二郎が言った
『太一も変わったよね』
3年生が引退して
白鳥沢バレー部のプレースタイルは変わった
絶対的大エース、牛島さんをなくして
ゲスブロッカーの天童さんが居なくなった今
エースを継いだ五色君にボールは集まっても
牛島さんの時とは違う
それは悪いことじゃないし、時間が経って
人も変わればその時の最善に合わせて周りは変わっていくものなのだそうだ
“全く変わらないものなんてないだろ”
と、賢二郎が話してくれたのを覚えている
賢「そうか？」
相変わらず、課題にテスト勉強にと泣きつかれているけんじろは眉を顰める
『けんじろの言う通り、変わらないものなんてないんだろうな』
私と言えば
変わらずに、変われずに
“Aはそのまんまでいーよ”
って隣にいてくれた太一が前に進んでいくのを
嬉しい反面、どこか寂しく思って燻って
(置いていかないで…)
賢「あんま変わってないんじゃない」
『え、』
賢「副主将になって、最上級生になって
そりゃ後輩の面倒見も良くなったけど
それって全部、あいつ自身ってより周りの為だろ」
『……』
賢「あいつが動くのっていつも人の為じゃん
なんも変わってねーよ」
『そっか、』
頭をガツンと殴られたような気分だった
賢「俺、最初は主将断るつもりだった」
『え、なんで？』
賢「…医学部、目指すから
正直春高まで部活続けられるかわかんないし」
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りな∞(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとうございます！嬉しすぎます😵💓こちらこそ最後までご愛読ありがとうございました！ (2月15日 10時) (
レス) id: f85f1d83e7 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新をいつも楽しみにしていました。ずっと大好きな作品です！ (2月14日 14時) (レス) @page50 id: b43777d218 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - リリさん» わー😭ありがとうございます！無事完結出来ました！ご愛読本当にありがとうございました！ (2月14日 10時) (レス) @page50 id: 57fa754979 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 春高辺りから、太一たちもこんな風に思ってたのかなって泣けたのにタイトル伏線回収から結婚まで、、、作者様天才ですか!大好きな作品です😭😭 (2月12日 23時) (レス) id: b5e7e99af7 (このIDを非表示/違反報告)
うv(プロフ) - りな∞さん» 新しいお話を読ませてもらいました …😭💕白布くんの優しさとカワニシノちゃん達の暖かい笑顔、全ての情景が想像できやはり素晴らしい作品なんだなと改めて実感しました😿💗完結せずに一生見ていたい作品のひとつです🫶🏻 (2月12日 18時) (レス) @page46 id: d03acc1f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2023年12月31日 21時
