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ページ40

〜No side

決して声を張る訳では無い南の一言に

双子はピタリとケンカをやめる

「またケンカか、」

騒ぎで駆けつけた黒須(監督)に連行されて職員室に連れていかれる双子


体育館が静まると、ギャラリーも1人、また1人と減っていった


「侑君と治君のケンカ止められるのって北さんだけかと思っとったんですけど、南マネもストッパーなんですね…」

「姐さん、怒ったら怖いもんな…」

1年生組がしみじみと呟くと


「双子はAに頭上がんないんだよ」


と、角名


「いつもサポートしてもらっとるから、ですか?」

「テスト前も勉強見てもらってるって聞いた事あります、」


「それもそうだけど

昨年、双子が乱闘繰り広げてた時に3年生不在でAが止めに入ったんだよね」


1年生が入部する前の出来事



その日は学校行事の都合で侑達の学年のみの練習


「なんやねんさっきから
ええ加減にせぇよ」


「こっちのセリフじゃボケが」



「「あ゛ぁ?」」


『2人とも、やめ____』

取っ組み合いを始めた侑と治の喧嘩を止めに入った南の顔に侑の肘がクリーンヒット


「「…ァ」」


「何しとんねんツム!」
「サムが押したからやんけ!」


無言で突っ立っている南に気づいた2人は


「「す、すんません…、Aさん」」

「お、怒って…ます?よね?」

慌ててひれ伏せながら土下座をする


『……』

「ヒィィィ!」
「て、A、鼻血…」


彼女の抑えている手から紅い液体が見えると
2人は更に大慌て



「とりあえずいつもAが用意してるの持ってきたけどこれでいいの?」


角名がティッシュと小さなポリ袋を手渡す

南がドクターバックに常備している鼻血セット


「ボトルは?」

『水道行くから大丈夫』


「あの、ほんまにすまん!俺…」


『大丈夫だから2人は練習戻って』


でもー、とついてこようとする侑を南は睨みつけ

『戻って』


と凄むと

「ハイ…」


双子は大人しく足を止める

「次ゲームになるからボトル端よけとくし置きっぱでいいからちゃんと止めて来なよそれ」


『ありがとう、倫』




(角名に負けたみたいでなんか悔しい…)

という視線を送る侑に


(元凶が何言ってんだ、)

と角名は呆れながらボトルを動かした




「そ、それは…また」
「おっかないですね…」


一連の話を聞いた1年生は「どうりで…」と頷き合う


「まあ、あの双子がAに弱いのはそれだけじゃないけど」

角名は上機嫌でそうこぼして体育館を後にした

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りな∞(プロフ) - あめみやさん» おはよう靴下は宮城と1部東北?地方特有らしいです😳穴あき靴下って言うより可愛いですよね💓 (3月4日 18時) (レス) id: 77d3b1abb5 (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - おはよう靴下ってもしかして全国共通じゃないんですか……? (3月4日 11時) (レス) @page32 id: c8e075c880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りな∞ | 作成日時:2023年12月13日 13時

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