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「おはよう、早いな」

『おはようございます!』

いつも通りの朝

一足先について作業を進めていた私が顔を上げて挨拶をすると

北さんはふっと笑った

「なんや、ええことあったん?」

『え、』


「南、よう顔に出るからわかりやすいわ」

なかなか言われることの無い言葉に戸惑いながら

『仲直り出来たんです。
…幼なじみと』


喧嘩してたのか、とか
詳しいことなんて聞かないで


「そら良かったな」

北さんはいつも通りそう言って、自分のルーティンを始める



「今日Aちゃん機嫌ええなあ」

「さっきなんて米炊きながら鼻歌歌っとったで」

「音痴なのが玉に瑕だよね」

「角名、それは言うなって」


『なんの話してるの?』

「いや!別に!」

「Aちゃんが楽しそうやと俺らも嬉しいな〜って」

『…?』


「楽しくなって北!」

「分かりみが深南〜」

双子がポーズを合わせ

「死ぬで、双子」

アランさんが横目に通り過ぎる


「楽しんどるのはええけどインハイ前に期末テストあるって分かっとるよな」

「「…っ」」


「普段からコツコツやっとけば問題ないやろ?」

「…うす」

「勉強かて分かれば楽しいやんか。
バレーと一緒や」

「…そっれはどうですかねぇ」

「侑」

「…楽しいです、」

「ちゃうやろ?ほれ、なんて言うん?」

北さんがじっと侑を見つめる

「た、楽しくなってキタ…」

半泣きの侑と、冷や汗をかいている治


「治」

「わ、分かりみが深ミナミー…」

北さんは満足そうに目を細めて

「ちゃんと勉強しや。何事も積み重ねや」

正座をしてプルプル震えている双子に

「お前らのおかげでA笑うてるやん!良かったな!」

銀がフォローを入れたが、2人の耳には届いていなかった。







「あかんこと気付いてもうたんやけど…」

昼休み

侑が真剣な顔で言い出す


「ツム、弁当食わんなら貰うで」
「やめて。食うから」

と小声で小競り合いを始める双子

「ってちゃうくて」

お弁当を横取りしようとする治の頬を押しやって

「俺ら3人の点足しても赤点届かへん!」

小テストの赤点は35点以下

侑 7点
治 11点
銀 15点

「…ツム
お前、計算出来たんやな」

「出来るわ!バカにしとんか!」


「バカじゃなきゃとれないよね?この点数」

倫の言葉に侑は言葉を詰まらせて

「このままやったら補習引っかかってまう!
勉強見てください!」

『…楽しくなってキタね』

「すんません。ほんまに勘弁してください」

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りな∞(プロフ) - あめみやさん» おはよう靴下は宮城と1部東北?地方特有らしいです😳穴あき靴下って言うより可愛いですよね💓 (3月4日 18時) (レス) id: 77d3b1abb5 (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - おはよう靴下ってもしかして全国共通じゃないんですか……? (3月4日 11時) (レス) @page32 id: c8e075c880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りな∞ | 作成日時:2023年12月13日 13時

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