淡雪が溶ける頃2【HQ】/稲荷崎

【年末年始の稲荷たち】 ページ40

宮 侑あけおめ〜!!

銀いや、年明けてへんで!?

宮 侑サムより先に言いたくなってもうて

宮 治みんな年越し何食うてるん

宮 侑年越しそば

銀お前ら同じ家やろ!
銀俺の家は寿司やで

宮 治寿司ええなぁ

南 Aうちはきつねそばにしたよ

宮 治稲荷崎やん!

宮 侑ほんまや!!!
宮 侑俺らもおかんにお揚げさんのせてもらお!

双子を筆頭に動き続けるグループLINE

銀話しとる間にもう年明けるな

宮 侑今度こそあけおめリベンジや

宮 治やってみろやアホツム

銀お前ら一緒におんのになんで文面でも喧嘩すんねん

宮 侑俺は何事もサムに負けたないんや!

双子が言い合いしている間に時計の針は0時を指す



角名 倫太郎あけおめ。ことよろ

宮 侑角名ぁぁ!おまえ!

銀あけおめ!こちらこそよろしくなー!

南 Aあけましておめでとう
今年もよろしく

宮 治あけおめー。ことよろー

宮 侑角名お前会話一切入ってこんかったくせになんやねん!
宮 侑来年は絶対俺が言うたるからな!

角名 倫太郎双子うるさい。寝ろ


・

・

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「あれ、治は？」

「甘酒貰いにいった」

「早速かい」


「お守り何買う？」

「勝守やろ」

「そんなん神様に頼るもんちゃうやろが！」

『勝守には勝負事だけじゃなくて病とかそういうものにも勝つって意味があるんだよ。

勝ちを支えてくれるお守りなの』

「…ふーん」


「いや買うんかい」



「みんなどうやった？」

「俺中吉」

「なんや角名っぽいな…」

「そういう銀は？」

「俺吉やねん」

「ぽいね」

「治は？」

「大吉」

「うわ、治らしいわ」

「そんで侑は…」



「大凶ってなんやねん！」


頭を抱える侑を笑う3人

「期待裏切らなさすぎる」


「ちなみにAは？」

『小吉』


「…微妙」

「なんや、Aも解釈一致って感じやな」


「…俺とおったらご利益あるんちゃう
大吉やし」

『確かに』




「貸して」

『え？』

「俺のと一緒に結んどこ」

『凶は逆手で結ぶといいらしいよ』

「えー、ほんま？」


ー
年末 治×A

【赤いきつねの写メ】
宮 治お揚げさんなかったから
宮 治これでオソロ稲荷やな

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