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ページ45

「A、部活休みなんやろ?
宮城、一緒に戻らへんか?」

それは父からの突然の提案だった


『なんで?』

「飛雄君の試合があるんやって
ほら、昔はよく応援行っとったやろ」

『……』

「今はマネも始めて、前より面白くバレー見れるんちゃうか?」

なんてお父さんの言葉は耳に入ってこない

「飛雄君も中3やろ
引退の時期やもんなぁ」


あの日

“天才には、凡人の気持ち、わかんないよ”

私はあの子を傷つけて、逃げた


あれから連絡はとっていない



『…私は__』




〜No side

角名 倫太郎連オフ暇?
角名 倫太郎治達と集まって夏休みの宿題終わらせようってなってんだけど

南 Aごめん。今週末は用事があって

「あ、断られた」

「え゛ー!どうすんねん!俺A当てにする気満々やったのに」

「宿題は人宛にせず自分でやれよ」

角名は呆れながらケータイに目を移す

(あの生真面目部活バカが用事…?)

角名 倫太郎了解
角名 倫太郎なんの用事?


・・・

稲荷崎バレー部1年組はどうとは言えない違和感を感じていた

「なぁ、なんかAいつもとちゃうよな?」

「そうやねん。上手く言えんけど、なんか、こう」


「元気ない?」

角名の言葉に治と銀が頷く

「ツムもそう思わん?」

「知らんわそんなん!俺に聞くなや!」

と返しつつも侑は冷えたボトルに目をやる

(仕事もいつも通りやし、サム達が話しかけた時の反応やって普段と変わらん


…のやけど)


自分がどれだけ冷たい言葉をかけようとも飄々としていた彼女の異変に侑自身が1番戸惑いを感じていた

「なんかあったん?って聞いてもはぐらかされたし」

治が腕を組む

「角名、なんか聞いてへんの」

「いや何も」

「角名で分からんなら、俺らには分かりようがないなぁ」



「…花火とか行ったら気晴らしになるんちゃうかな」

治がポツリとつぶやく

「確か花火の日午前練やったやん
A誘って気分転換連れ出してみるんはどうやろ」

「それええなぁ!夏っぽいし」

「屋台の食いもん美味いしな」

「それで元気出るの治だけでしょ」


まぁ、声掛けてみようか相槌を打った角名は

「で、侑はどうする?A呼ぶけど」

「…」

あいつが来るなら俺は行かへん!!

と喚く侑を想像していた3人

「行く」

「は?」

「やから。行くって!
俺1人だけハブはなんか…あれやし」

3人は顔を見合せた

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りな∞(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!これからも心を揺らすお話をお届け出来るように頑張ります!楽しんでいただけると嬉しいです🥺 (10月29日 20時) (レス) @page45 id: 6423446c77 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 心がギュッとなってとても動かされました!!続きがとても気になります🥹 (10月29日 14時) (レス) id: 9f951b305f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りな∞ | 作成日時:2023年10月9日 4時

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