夏の向日葵【2】 ページ15
雀のさえずりが聞こえ、
爽やかな風の気持ちいい早朝。
福「おはよう、無理言ってごめんな」
『おはよう、いや全然やけど、大晴君こそ大丈夫なん？』
福「俺は全然へーきよ！」
１ヶ月ほぼ毎日続くサマスペ。
ほんのたまの休みで、
24時間テレビにライブにおは朝に
疲れてない訳が無いのに
乗って！とニコニコ促され
『お願いします、』
と助手席に乗り込む
福「出発しまーす！」
いつも通り元気な声で車を走らせる大晴くん
福「けっこー長く乗ることになるから寝ててええよ。この後も仕事やろ？」
『大晴君こそ連日疲れてるのに朝早くから来てくれてるのに大丈夫なん？』
福「俺のことはええって笑
A寝てきーや、近くなったら起こすし」
『どこ向かうん？』
福「内緒です！」
仕事の予定を確認されて、午前休だと伝えると
朝早くからのお呼び出しを頂いたわけなんやけど。
着いてからのお楽しみ、って行き先を教えて貰えてない。
色々あってから、どこか気まずそうにしてた大晴君は
自分からは2人きりを避けてるような気がしてたんやけど…
こうやって離れていってしまうんかな、って正直不安やったから
こうして今までみたいに一緒におれることがめちゃくちゃ嬉しくて
やからこそ
『大晴くんとおれる時間、寝るなんて勿体ないこと出来るわけないやん』
目線をこっちに向けた大晴くんは、照れたようにはにかんで
福「まぁ、もう一緒にいられることも少なくなるやろうしな」
と声を落とした後、その空気を消すかのように明るい声を出した
福「ていうかA23日来てたやろ！」
『バレてたねぇ』
福「途中で気づいた時ホンマにビックリしたもん笑」
『あはは笑』
なんで教えてくれんかったん！って笑うから
『いちAぇ担として元気もらいにいってん』
福「…。
元気、貰えましたか？僕達は、元気届けられたでしょーか」
『そりゃあもう、元気もりもりになりましたよ。担当の推しにファンサ貰えましたもん。空も飛べそうな勢いでしたわ〜』
福「ふはは笑
そりゃ良かったわ笑めちゃくちゃAに手振ったもん」
『いやほんと、大晴くんめちゃくちゃかまってくれたから周りの子らにめっちゃ見られたもん笑』
福「ちゃんとオレンジみんな拾ってるからな？笑」
『うん、見てたよ
Aぇ担みんな幸せそうやったもん
みんな笑顔やったもん』
福「俺らがしてることは無駄やないんや、って。
みんながいてくれるから再認識できるよな」
『ありがたいね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 315人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りな∞(プロフ) - ゆりりんさん» お久しぶりです！あけましておめでとうございます。ゆりりんさんのコメントあってなにわのAぇ女子だと思っていて、こうしてまたコメントをくださってとても嬉しいです！あと少しぜひお付き合い頂けたら幸いです！ (2022年1月9日 14時) (
レス) @page42 id: 5e2108ad2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - お久しぶりです。明けましておめでとうございます。私生活がバタバタして、取り巻く環境が変わり、コメントできずにいました（泣）本当にりなさんの書く文章には心を持っていかれます。一つ一つの言葉に愛があって、誰一人欠けることなくキラキラしてます。大好きです。 (2022年1月8日 0時) (レス) @page42 id: c254f6da16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - なにわ男子デビューしましたね！この作品大好きなので頑張ってください！ (2021年11月13日 13時) (レス) id: ab41598f60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りな∞
| 作成日時：2021年7月30日 19時
