君の事 ページ11
日高side
君がいなくなってしばらく経った頃。
打ち合わせの為に、君がいる会社に行くことになった。
君への想いは正直まだ断ち切れていない。
自分でも未練たらしいなと思うけど、それだけ君は俺にとって大きな存在だったんだ。
打ち合わせが決まって一目君に会えたら、なんてよこしまな気持ちがあるのも事実で。
君は元気にしてるだろうか。
言葉を交わせるだろうか。
俺に笑いかけてくれるだろうか。
君に会えるかもしれないと思うだけで、俺の心が弾んでしまう。
でもあの日、君は彼がもうすぐ帰国すると言っていた。
あの時の嬉しそうな顔を思い出して、胸が痛むけれど君が幸せならそれでいい。
そう思っている俺もいるんだ。
だけど彼と並ぶ姿を見たら、俺は嫉妬してしまうかもしれない。
なんで俺じゃだめなんだ。
なんで隣にいるのが俺じゃないんだ、って。
そんな事を思いながら、君のいる会社へと車を走らせた。
1時間程で着き、車を置いて受付へと向かう。
日「すみません、デザイン課の浦田部長とお会いしたいのですが。」
千「浦田部長ですね、お約束はしてますでしょ
うか。」
日「はい、日高といいます。」
千「日高様ですね、今確認いたしますのでお待
ち下さい。」
日「わかりました。」
受付で待つ間、君がここにいるんだと思うと気分が浮き立ってしまう。
千「日高様、お待たせ致しました。
確認が取れましたので、そのままデザイン
課へお越し下さいとの事です。」
日「ありがとうございます。」
笑みを浮かべて挨拶を交わし、君のいるデザイン課へと向かう足取りは心なしか軽い。
デザイン課へ着き、中を覗いてみる。
けど、君の姿はどこにも見当たらない。
なんだ、いないのか…。
残念な気持ちになったが、打ち合わせをしにきたんだと思い直し、部長の元へと向かった。
挨拶を交わし、それからは打ち合わせを淡々とこなして帰り際また部署内を見回すがやっぱり君の姿はない。
もう君の事は忘れろって事なのかな、なんて心の中で思いながらデザイン課を後にした。
帰る前にラウンジで少し休憩でもしていくか、と思い立ってラウンジに向かうと、そこにあの日と同じように君がいたんだ。
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あ(プロフ) - ほんとひどいですね。宇野は褒めまくり千晃はかわいいだけwwwwwwさいてー (2021年4月13日 17時) (
レス) id: e7405e9da8 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» ゆりなさん、ありがとうございます(^_^)そう言って頂けて本当に嬉しいです。続編もう少しお待ちくださいね(^_^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します(*´∀｀*) (2018年1月18日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - 番外編とても良かったです！ホントにこの小説が大好きで毎日癒されていました！続編ホントに嬉しいです！また毎日更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年1月18日 17時) (レス) id: 03eb22aaf6 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - あかりんごさん» あかりんごさん、嬉しいですありがとうございます(^_^)この3組がこの先どんな道を辿るのか温かく見守っていて下さいね！これからもどうぞよろしくお願い致します(^_^) (2018年1月17日 23時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、そんな風に言って頂けて私の方こそ幸せ者です(TдT)新しい物語も楽しんで頂けると嬉しいです〜これからもよろしくお願い致します(^_^) (2018年1月17日 23時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年1月8日 10時
