悪戯心 ページ40
Aの手を引いて着いた帽子屋は、その辺のショッピングモールにも入っとる、有名なとこ。
俺帽子好きやから、よく来んねん。
あ「わー、たくさんあるね。」
真「どんなんが欲しいん？」
あ「んー。私帽子あんまり似合わないんだよ
ね…。
真司郎は似合うから、羨ましいな。」
真「そうなん？Aにも似合うのきっとあ
るで。」
Aはきっと何でも似合うと思うねんけどなぁ。
真「ほな、俺が選んだるわ。」
あ「ほんと？」
真「任せとき。」
店内を見て回り、どんなんがええかなぁと考える。
1つの帽子を手に取り
真「A、これは？」
あ「可愛い。」
言いながら鏡の前で被ってみるけど。
あ「…ぶかぶかなんだけど(笑)」
真「え？嘘やん！これそんな大きないで？」
触って動かしてみると、たしかに緩い(笑)
あ「私、頭小さいみたいなんだよね。だから似
合わないのかな〜。
きっと真司郎の方が似合うよ？」
そう言いながら俺の頭に被せる。
あ「ほら、真司郎の方が似合う。
なんかずるい！」
いや、ずるいってなんなん、ずるないし(笑)
え〜A難しいな〜とか独り言言いながらまた見て回ると、1つの帽子が目に留まった。
これならピッタリちゃうん？
あ、でもこれ…。
ふと悪戯心が芽生えてAに近付き、頭に被せた。
あ「わ！…あれ、ピッタリ。」
俺は笑いを堪えながら鏡の前にAを連れて行った。
あ「？！」
あかん、もう無理や。
俺は声を出して笑ってもうた。
あ「真司郎！これ子供用じゃない(笑)」
それはてっぺんに可愛らしいボンボンが付いた帽子。
一瞬怒ったような顔をしたAやけど、俺に釣られるように笑いだした。
真「似合ってるで(笑)」
あ「心がこもってない！
面白がってるでしょ(笑)」
笑いすぎて目に涙が溜まるのがわかる。
でも可愛すぎて反則やねんけど。
真「なぁA、こっち向いて？」
嫌だーと言いながらもちゃんと向いてくれる、そんなAが好きや。
あ「じゃあ真司郎も被って？」
Aの手には色違いの同じ帽子が握られていた。
え？俺も被んの？…しゃあないな。
真「A横来て。写真撮ろ。」
照れながら俺の横に来て、頬がくっつきそうな距離に胸がドキッとしたのは秘密。
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まりぃ(プロフ) - Lena.さん» Lena.さんコメントありがとうございます。回想長いですよね、ごめんなさい。作者ページでもお話しさせて頂きましたが回想がメインになってくると思います…。進展お待たせしてしまいますが、もう少しお付き合い頂ければと思います(TдT)申し訳ないです(T_T) (2017年12月11日 23時) (
レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
Lena.(プロフ) - 回想が長くてムズムズします！早く進展がみたいです...！！ (2017年12月11日 22時) (レス) id: 0b090966b2 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - 真実さん» 真実さん、いつもありがとうございます(^_^)私自身ここまで続けられると思っていませんでした。本当にコメントに励まされています（涙）今まで以上に書く時間がかかるとは思いますが、気長に待って頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね(^_^) (2017年11月26日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - ついに6章まできましたね！！ こんなに長くお話を書き続けられるの、すごく尊敬します！ 6章も更新楽しみにしてます(^-^) (2017年11月26日 19時) (レス) id: 77640d9d62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2017年11月26日 19時
